エオメルという男は、国王という地位にあるにも関わらず、実にざっくばらんな性格をしている。
縦のものを横にするのも他人にやらせるのが王というものだというイメージを持っていたにとって、彼の存在はちょっとした驚きだった。なにしろ前王のセオデンがそのイメージと重なっていたものだから、より印象が補強されていたといってもよい。もっともセオデンの場合、色々な要因が重なって心も身体も弱くなっていたせいもあるが。
朝の着替えをしている夫の後ろ姿を眺めながら、はそんなことを考えていた。
彼は式典などの重要な行事でもない限り、こういうことはすべて自分でやっている。
夜着を脱いで新しいシャツを着る。食事の前にいつも馬の世話をするので、作業着的な上着とズボンを着用する。作業着とはいっても、そこはさすがに国王なので丈夫ではあるものの、意匠などが施されている見栄えの良いものだ。
顔を洗い、髭をの手入れをする。
髪にブラシをあて、革ひもで邪魔にならないようにまとめる。
実に、手早い。
(でもその分、ちょっと雑なのよね……)
ううむ、とは心の中でうなった。
ロヒアリムは癖の強い髪質のものが多く、エオメルもその例にもれない。だが起き抜けのもつれた髪にはブラシを二十回もあてていないだろう。そのため、どこかもっさりした印象があるのだ。もっとも、丁寧にブラシをかけたとしても馬に乗って一走りもすれば乱れるので、気にしても仕方がないとも思っていたが。
(でも仮にも一国の王が外見に頓着し過ぎないのも問題な気がするのよね)
の記憶にあるセオデンはほとんど外出することもなかったという理由もあるが、身だしなみはきちんとしていた。
セオドレドだって、さすがに外から帰ってきたときには顔が汚れていたり髪が乱れたりはしていたが、すぐに整えていた。
エオメルはそうではない。となるとこれは、本人の意識の問題だとには思えた。
だがこのことについて難癖をつけるような話をは聞いたことがない。それもそのはず、ロヒアリムにとって重要なのは髭の方であって髪ではないのだ。
ローハンでは男性は肩にかかる程度の長髪にしている者が多い。ために乱れがちになるのはいつものこと。誰も細かいことなど気にはしない。しかし髭は少し手入れを怠ると見苦しいことになってしまうからだ。
「どうかしたのか?」
ふいにエオメルが振り返る。
「え?」
は虚を突かれたために甲高い声になった。
「後ろに何かついているのか? ずっと見ていただろう」
「わかるの?」
なんだか恥ずかしくなり、は口元を押さえた。
エオメルは目を細めて笑う。
「当然だ。それくらいの気配を感じとれないようでは、騎士とはいえんからな」
「そうなの……」
「で、どうした?」
身体ごと振り返り、再度エオメルは尋ねる。
「な、なんでもないの」
「そのようには見えないが。言いたいことがあるのならばはっきり言ってもらえると助かる。なにしろ私はあまり察しが良いとは言えないのでな」
察しが悪いと言いつつも、何でもないというのが嘘であると見抜く程度には勘は鋭いのだ。だがは正直に言うべきかどうか迷った。エオメルは細かいことをあれこれ言われるのは好きではないからだ。国王になった当初、侍従たちと朝の支度を巡る攻防戦を繰り広げたことを彼女は知っている。そして現状を勝ち取ったのだ。
しかしエオメルはすっかり聞く体勢になっている。何でもないという言い訳は通じないだろう。そもそもたいしたことのない内容だ。隠すほどのことではないとは思い直した。
「あのね、聞き流してくれていいんだけど……もう少しちゃんとブラッシングをしたらいいんじゃないかと思って。鳥の巣というほどではないけど、もさっとして見えるのよ。あなたは王なのだから、周りからどう見られているかをもう少し気にした方がいいと思うのだけど」
「ブラッシング? あー、髪のことか」
なんだそんなことかとばかりにエオメルは嘆息した。どんな重大な打ち明け話をされるのかとでも思っていたらしい。
「みっともなくない程度にはやっていると思うが。丁寧にしたところでどうせすぐに乱れるのだし」
エオメルは髪を一筋取って引っ張る。は肩をすくめた。
「そう言うと思ったわ。だから何でもないって言ったじゃないの」
「まあな」
エオメルは苦笑する。まともに取り合ってもらえないとわかっていたは軽い気持ちで続けた。
「だけど火の足になら熱心にブラッシングするのよね。その熱意を少しだけ自分に回せばいいのに」
すると彼はむっとした顔になった。
「お前には私の気持ちなどわからないだろうな」
絞り出すような低い声でそういうと、厩に行くと告げてエオメルは部屋を出ていった。
急に夫の機嫌が悪くなったのでは面食らう。
「なんなの、いきなり……」
そんなに怒るようなことだろうか。
釈然としないが不機嫌になったのだから怒らせるようなことを自分は言ってしまったのだろう。
わけがわからないながらも朝の着替えをすませてブレードの世話をしに厩へ行くと、エオメルはすでに火の足と一走りしに出ていったようで姿は見えなかった。
「なんだってそんなに嫌がるのかしらね」
呟きながらブレードのたてがみを馬用ブラシで梳く。たてがみが終わると次は全身をマッサージするようにブラシをかけていった。なかなか力のいる作業だが、終わったあとは馬体がつやつやとして美しくなるのでやりがいがある。
それが終わるとブレードは伯楽に預ける。朝の運動は彼らに任せているのだ。本当ならば自分でやりたいところだが、二人目がお腹の中にいる状態なので、乗馬は当分お預けにしなければならないのだ。
館に戻り、娘の様子を見に子供部屋へ顔を出す。シンクはまだ眠っていたが、子守と乳母はすでに働きはじめていた。窓は開けられており、音を立てないように掃除をしている。
「おはよう」
娘を起こさないよう、小さな声では乳母たちに声をかける。彼女たちは恭しく一礼をして王妃を出迎えた。
そっと小さな寝台の傍に寄る。一歳を過ぎたシンクは生まれた時に比べればずいぶん大きくなった。髪の色は自分に似たが、髪質はエオメルに似たようで、赤ん坊らしい柔らかなそれは盛大にくるくると丸まっている。
はそれを何とはなしに指に絡めながら、乳母たちに先ほどのことを話してきかせた。
「――ということがあったのよ。どうして急に不機嫌になったのかしら。わけがわからないわ。そう思わない?」
同調してもらえると思っていただが、乳母たちは顔を見合わせて言葉を濁す。
「ええ、まあ。そうですわねぇ」
「妃殿下には無縁の悩みでございますからね」
は眉を寄せる。彼女たちにはエオメルが機嫌を損ねた理由がわかっているようだ。
「どういうこと?」
「妃殿下の御髪は真っ直ぐなんですもの。陛下と比べるなど不遜でございますが、わたくしの夫の髪もかなり癖が強くて、そしてブラシ嫌いでございます。このわたくしも、子供の頃はやっぱり苦手でございました」
四十がらみの乳母は恥ずかしげな笑みを浮かべる。子守も同意して頷いた。
「ローハンはブラシ嫌いが多いの? 知らなかったわ。でもどうして?」
は驚いて動きをとめた。指に絡まっていた髪がするりと外れる。
「どうしてと言われましても……。髪が絡まるからですが」
子守は答える。
「そんな理由で?」
は目を丸くした。今度は乳母が答える。
「結構嫌なものですよ。引っかかって抜けたりすると痛いですし。さすがにわたくしたち女は身だしなみを親にうるさく言われるので男の子のように逃げ出したりはしませんが」
「ああ、やっぱりそちらもですか。当家の息子も小さかった頃はとにかく全力で抵抗してきましたよ。どこも同じなんですね」
子守は苦笑しながら言葉を引き取った。
二人は既婚者で、住み込みではなく通いで館に勤めている。その息子というのもそれぞれ騎士や見習い騎士になっていたりしても顔を知っていた。あの彼らがブラシを嫌がって全力で暴れたりしたのか。今の彼らからすると想像もつかない。しかし想像がつかないがエオメルも似たようなものだったのだろうと思うと、癖の強い髪というのも大変なものなのだと少々同情してしまった。
「そういうことだったの。確かにそれはわたしには気がつかないことだわ。でも髪が抜ける痛みなんて、たいしたことないじゃない。騎士ならもっと痛い思いをしたことだって何度もあるでしょうに」
「そうですけれど、毎日のことですからね。些末なだけに、回避できるものならしたいとお思いになっているんじゃないでしょうか」
乳母は答える。
「そういう、ものなのかしら……?」
は首を傾げた。
子供部屋を出ると丁度エオメルが着替えをしに自室へ戻るところに出くわした。に気づいたエオメルは軽く顔を強ばらせたが、何も言わずに部屋へ入り込む。
は立ち止まって少し考え込むと、軽い足取りで王の私室へ向かった。ノックをするも答えを聞く前に扉を開ける。
「……」
「だって、断られると思ったんだもの」
むうと顔をしかめるエオメルに、は小さく手を合わせ、中に入り込んだ。
「で、何の用だ?」
さっきよりは口調は厳しくなかったが、態度はいつもよりそっけない。
「いくら夫とはいえ、男が着替えている時に無断で部屋に入るものではないぞ」
脱ぎかけの上着を椅子に放り投げながら彼は言った。
「上着を取り替えるだけでしょう。そうでなければさすがに遠慮しています」
午前の謁見をするのに作業用の上着を着たままでいるわけにもいかない。ために、馬の世話が終わると朝食前に執務用の上着に着替えるのだ。毎朝のことだけに、もこの行動を把握している。
「ねえ、それよりもさっきのことなのだけど……。乳母たちに聞いたのだけど、あなたがブラシを嫌がるのは髪が絡まって痛いからなの?」
エオメルは一瞬を真っ直ぐに凝視すると、憮然として横を向いた。
「悪かったな」
これは言い方がまずかったか、とは思った。エオメルはすっかり拗ねてしまったようだ。
「悪くなんてないわ。からかったわけではないのよ。ただ本当に気がつかなかったの。でもそれがあなたの気を悪くさせてしまったのは悪いと思っているわ。――ごめんなさい」
目を伏せて謝罪すると、エオメルはばつが悪そうに頭をかいた。
「……別にお前が悪いわけじゃない」
は再び目をあげてエオメルに微笑む。
「ねえ、提案があるのだけど、わたしにさせてくれないかしら」
「お前に?」
エオメルは何を言い出すのだろうとばかりに怪訝な顔になる。
「痛くなければいいんでしょう?」
「それは……そうだが。しかし別にお前の手をわずらわせるようなものでは」
「そういうことは一度くらいさせてから言ってちょうだい」
腰に手を当ててぴしゃりと言うと、エオメルに座るように指示する。一走りしたせいで、髪は起きたときより乱れているのだ。
有無をいわさぬの調子にエオメルは怯んだ。ローハンの平均的な婦人より小柄であろうと、いざという時の気迫は誰にも負けない。そうでなければ王妃など務まらないのだ。
椅子に腰掛けたエオメルの後ろにすかさず回ると、さっさと髪をまとめている革ひもを外す。もつれをほぐすようにまずは指で優しく梳いていった。
(なんでこんなことになったんだろうな……)
背後に妻の気配を感じながら、エオメルは内心途方に暮れた。
ブラシは本当に苦手なのだ。髪が絡まるのが痛いということもあるが、子供の頃にいたずらをしたり、聞き分けがなくて叱られた時にはもれなくブラシで尻をぶたれるというお仕置きをされていたからだ。この仕置きはローハンの子供なら誰でも一度や二度はされているもので、王家の生まれのエオメルとはいえ例外ではない。身だしなみが大事なことはわかるが、そういうこともあってなおざりにしていたのは確かだ。
(いい大人が情けないとは思うがな……)
は十分に指で髪をほぐすと、毛先の方からブラシをかけていった。時折、押さえるために頭に指を当てるのだが、それがくすぐったくて背中がぞわりとする。しかし痛みはなかった。
「うまいな」
「そう? 良かった」
思わず漏らすと、が背後で微笑んだ気配がした。
「ああ、侍従たちよりも上手いぞ。これなら私も嫌じゃないな」
「あらまあ、陛下にご不快を与えるなんて侍従としてなっていないわね。少し教育してやりましょうか」
冗談めかしてが笑う。エオメルも思わずにやりとなった。
「さあ、できた」
最後に革ひもでまとめると、はエオメルの肩に両手を置く。
「いかが?」
彼女は脇から顔を覗かせて、期待するように目を瞬かせた。
「これから式典でもあるようだな」
それくらい丁寧に梳かれてあるのだ。一房手に取ってみると、こころなしか輝きも増してるように思える。
「だがおかしくないか? 私の柄ではないというか……」
「おかしくなんてありませんよ。気さくな雰囲気があるのはあなたの良いところだけど、だらしがないのはそれとは違うわ。ね、気に入ってもらえたのなら、これからわたしがあなたの髪を整えようかと思うのだけど、どうかしら」
は小首を傾げる。
「それは……。お前も忙しいんだ。そこまでする必要はない」
嬉しさよりも気まずさが先だってエオメルは断った。するとは残念そうな顔になる。
「これくらい、たいしたことでもないんだけど」
「いや、しかしお前は王妃としての勤めはもちろんのこと、母親でもあるのだし、それに、本当はいつまでもこんなことをさせているのは心苦しいのだが相変わらず官僚が足りなくてその手助けもしてもらっている。療病院の建設問題もあるし、これ以上の負担をかけたくはないんだ」
「やりたくてやっていることよ。何十分もかかるものでもないのだし、むしろ気分転換になるかなって思っているくらいなんだけど……。そんなに嫌?」
「いや、嫌というか……」
エオメルは言葉につまった。むしろ自分としてはどうしてがここまでやりたがるのかがわからないのだ。
好きで仕事をしている、と言い切っているように、彼女はエオメルとではなくマークと結婚しているようなものなのだ。自分への愛ではなく、マークへの――マークを愛していたセオドレドへの――愛から、王妃になることを承諾してくれた。
その言葉通り、彼女は実によく働いてくれている。王妃の仕事には国王の身の回りの世話なども含まれているが、それらは侍従や侍女にも振り分けられることができることも多い。だからエオメルは王妃でなければならない事柄でもなければに自分の世話をしてもらおうとはしていなかった。それでいいと思っていた。
だが今度の彼女の要求は、エオメルの考えを根本的なところから揺るがすようなものだった。
「エオメル? あなた、どうしても駄目?」
甘えるような可愛らしい声が耳元でする。
思わずぐらりと心が動いた。しかし、ここで流されては男がすたる。
自分たちの間にあるのは愛よりも信頼や敬意だ。現にエオメルは結婚して以来――結婚前もだが――彼女から一度として愛していると言われたことはないのだ。だからといって夫婦仲が冷めているわけでもなく、互いを尊重し合って上手くやっていると思っていた。髪を梳くなど些細な事柄ではあるが、その些細なことを自分に許せば、あれもこれもと際限なく要求してしまうことに繋がりかねない。けじめはつけなければならない、とエオメルは思った。
だが考え込んでいた間の沈黙を否定だと捉えたようで、は落胆したようにそっと後ろに下がった。
「余計なことをしてごめんなさい。もううるさく言わないから」
ブラシを片づけて去ろうとした彼女の腕をとっさにエオメルは掴む。
言葉を飾るのは苦手だ。だが傷つけたいわけでも誤解されたままでいたいわけでもないのだ。
――飾れないなら、そのまま伝えるだけだ。
「あ、あのな……」
エオメルはそれでも一生懸命言葉を選びながら、己の気持ちを伝えた。一生懸命すぎていらぬことまで言ってしまったが、それは妻が思い切り驚いた顔になるまで気がつかなかった。
「え? わたし、あなたに愛してますって言ったことなかった!?」
おろおろとはうろたえる。
「ああ、うん。ない、はずだぞ」
愛していると言われたことがない、などと言ってはそう言ってほしいと告白しているも同じだということに気づいたが後の祭りだった。いや、言ってほしいとは思っているのは事実だが。
しかし言われたことはないとはいえ、彼女に夫として好かれていないとは思ってはいないのだから、やはり余計なことを告げてしまったのだろう。自分の不器用ぶりを情けなく思っていると、ふいにが膝をかがめてエオメルに視線を合わせた。
「愛しています、あなた」
唐突すぎるその告白に、エオメルは息を飲む。
「気……気をつかわなくていい。今のは私が悪かった。だから……」
我に返るとばつの悪さに思わず顔を背けてしまった。視線の端での眉が下がったのが見える。
「気なんて使っていません。本当のことです。言わなかったわたしが悪いんだわ。なんとなく、そんなことをしなくても伝わっている気になっていたものだから……。駄目ね、こういうことはちゃんと言わないと」
「好かれていることはわかっていたさ。だが唯一無二の夫として愛されているとまではな……。だが本当に? 一体いつから?」
現金なことだが、欲しかった言葉をもらえたことでエオメルの気分は浮き立っていた。掴んだ腕をより引き寄せて問うと、は困ったように頬を染める。
「いつからと聞かれても……。いつのまにか、としか」
「そうか」
時間が解決した、というやつだろうか。
エオメルはさらにを引き寄せると、自分の膝の上に載せた。こういうことをするのは初めてだったので妙に照れくさいが、も同じだったようで身体を強張らせたまま耳まで赤くなっていた。そのまま彼女を包み込むように腕を回すと、緊張で堅くなっていた身体はややあって力が抜けていった。やんわりとエオメルに身を預けてくる。
小さく身じろぎをしたがエオメルの肩口に顔を寄せた。
「お日様の匂いがする」
吐息の甘さにエオメルは頭の芯が溶けてゆくのを感じた。そのまま薄紅の唇に顔を寄せる。はそれに応えてそっと目を閉じた――。
朝食がまだだったことをエオメルが思い出したのは、それからしばらく経ってなかなか着替えから戻らない国王を案じた侍従が部屋の扉をノックした時だった。
そしてこの日以来、ローハン国王エオメルは以前より少しだけ身綺麗になったのだが、その理由を問うようなものは一人も現れなかった。
なぜと言ってローハンでは男は髪よりも髭が重視されるものだったし、なにより皆が国王夫妻は結婚する時には相愛の仲になっていると思っていたので、以前と多少雰囲気が変わったくらいでは誰も不思議に思わなかったからだ。
あとがきは反転で
本編を少し読み返してみたら、エオメルがたまに頭をぐしゃぐしゃにしてた、という描写があって(いや、自分が書いたんだが…。時間が経ちすぎたので正直自分の文章という感じがしなくなってる)、映画イメージと相まってロヒアリムは癖毛(というか巻き毛? 癖毛と巻き毛の違いがわからん)だという思い込みが発生。心を静めるために原作のロヒアリム描写のところを探してみるも、特に毛質については書いてなかった。当然か。でも編み込みしてるってあったから、解いたらやっぱり癖はついてるだろうなー。
というところから思いついた話。単にエオメルの髪をもふりたかった。それだけです。
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