その山は頂が見えないほど高く、厳しい道のりをすでにして示していた。
道らしいものはなく、麓の方は緑に覆われた山肌も、途中から白く変じている。雪が積もっているのだ。
これまでの旅路も楽な道ばかりではなかった。川や崖に行く手を阻まれることはもちろん、ぬかるんだ地に足を取られたり、モルゴスの手下たるオークや魔狼に襲われたりした。
それでも犠牲を出さずに進めたのは、ここがまだエルフの多く住まうベレリアンドであったからに他ならない。この地には小集落を作って暮らすエルフや、オロフェアたち同様旅をしているエルフが散見しているのだ。危急の際に、或いは休憩をするために彼らと接触を図ることも珍しいことではない。オロフェア――そしてスランドゥイルもだが――はノルドールを嫌っているものの、それ以外に属するエルフに対してはなんら敵愾心を持っていなかった。この地に住まうノルドール以外のエルフは、元を正せばスランドゥイルたちと同じ、テレリの流れを組んでいる。シンダール、ファラスリム、ナンドール、ライクウェンディ、シルヴァンと示す種族の名が変わっても、そのことを忘れる者はいない。ために、スランドゥイルたちは彼らから必要な助けを得る事ができたのだ。
しかしここから先はどうであろうか。
風の噂で聞くところには、あの青の山脈の先にも、エルフは住まっているという。さらにその先にある霧ふり山脈の先も同様であると。
ただしどれほどの数の輩がいるかはわからない。オロフェアが子供の自分に、兄弟のように慕っていたエルフ達とこの二つの大山脈のいずこかで別れたと言ったが、彼らが今でもそのあたりにいるかどうかは何も聞こえてはこなかった。
「険しい山ですね。父上」
道行の不安を隠しきれないスランドゥイルは、自分でも弱気だと思えるような声で父に言った。
「ああ。まさかまた、この山を越えることになろうとは思ってもいなかった」
オロフェアはスランドゥイルを一瞥すると山を見上げる。
「それでも何とかなるものだよ、スランドゥイル。私がこの山を越えたのは、今私が率いている一行の一番若いエルフよりも幼い頃だったのだから」
道は険しいが、越えられないほどではない、と静かに締めくくる。
スランドゥイルは父を見つめた。彼はシンダールに多く見られるのと同じように銀髪で、緩く波打つそれを背に流していた。装束は灰色。灰色のエルフと言う意味であるシンダールにとっては、なじみの色であり、自らの所属を示すものでもあった。
顔立ちは優しく、厳ついものを感じさせるものはなにもない。それでも彼は弱くはなかった。マントの下から覗くのは剣。公子が持つにふさわしく、柄にも鞘にもふんだんに装飾が施されていた。だがそれはけっして飾り物の剣ではない。エルフは男女に関わらずほっそりした姿かたちをしているものが多く、オロフェアもその例に漏れなかったが、彼は細腕とも言える腕で剣を振るい、自らの一行を守るべく先頭に立って戦ってきたのだ。時には傷を負いながら。
彼は荒事を好まず、歌と竪琴をこよなく愛していた。
それがドリアスの崩壊によって放浪の身となり、少なくない数のエルフたちを率いる身となった。元々公子であり、ドリアスに住まっていた折から彼の臣下たちはいたものの、寄る辺のない旅の途上とあっては負う苦労も定住していた頃の比ではないだろう。それでも愚痴めいたことは誰にもいわなかったが、ある時父子二人で各々剣の手入れをしている時にふと、いつまでも慣れるはずがないと思っていたが、すっかり剣の扱いが身についてしまった、と苦笑まじりでもらしたことがあった。
旅をしていることを後悔しているのかと訊ねると、彼は少し間を置いて、「それでもベレリアンドに居続けるのは苦痛でしかない。そしてこの苦痛はどれほどの輝きであっても癒す事はできないだろう」と答えた。
失ったものがあまりにも大きすぎるのだ。彼の元に集まったエルフたちも、多かれ少なかれ彼と同じ気持ちを抱いているのだろう。そうでなければ、今更東に向かったりはしない。シンダールの間にも、西にある輝かしい土地のことは伝わっているのだ。その輝きすら拒むほどの絶望を背負ったものたちが、オロフェアの一行なのだ。
「行こうか。いつまでもこうしていても進まないからね」
しばらくの間じっと山頂を見つめていたオロフェアは、ようやく決心が定まったかのように力を込めて言った。表情に影はないものの、晴天の空のような青い目にはドリアスを出て以来消えることのない悲哀と無念が刻まれている。
「はい」
スランドゥイルはマントのフードを上げて髪を隠す。これからしばらくは背の高い木立の間を進むことになるため、自分達はもとより万が一自分達を襲おうとする者がいたとしても、視界の悪さは同じであろう。だが目立たない灰色のマントを身につけ、濃淡の差はあれど銀髪の一行の中で、スランドゥイルの濃い金髪はあまりにも目立ちすぎた。もしも敵が潜んでいた場合格好の的になってしまうと、シリンデも父も言うので、安全であるとわかる場所以外では極力髪を隠すことにしている。
この金髪に対して、彼も昔はそれなりに悩みもした。母も母の一族も銀髪だというのになぜ自分だけがこんな色なのかと。だが時折こういう子供が生まれるのだと、徐々に知るようになってからは気にする事もなくなっていた。なにしろ、悩み続けるにも、自分の基本的な顔立ちが母親によく似ており、目の形や色などは父親と同じなのだから、自分が不義の子だったのではと悩むのも馬鹿馬鹿しくなったからだ。それを悩み続けるのは、かえって父や母に対する冒涜だろう。
フードを被ると、彼は他のエルフたちに溶け込んだ。灰色と銀色の一行は粛々と進む。山を超え、目覚めの地に辿り着くまで。
山越えを始めてから数日が経った。山肌の草木はめっきりと丈を縮め、その分受ける風も強くなった。気温も随分下がったが、エルフは他の生き物ほど寒暖には煩わされない。そうでなければそろそろ凍え死にする者が出ていただろう。
眼下を見やれば、すべてが小さくなって広がっていた。川は細い絵筆の先で描かれたよう。森や草原も濃さの違う顔料で塗りつぶされたようだった。
「妙な音が聞こえないか?」
先頭を歩いていたオロフェアが、ぴりぴりした様子で呟く。彼を間に挟むように隣を歩んでいたスランドゥイルとオロフェアの副官がそれぞれに口を開いた。
「はい。ベレリアンドの方向から。それに地がわずかですが揺れているようにも感じます」
「恐ろしい感じがします。なんなのでしょう、父上。山が火を噴こうとする前にはこのように揺れることがあるとは聞きますが……」
オロフェアは足を止めた。それに続いて順次列も動きを止める。
彼は山を仰ぎ、それから天空へ目を転じて、最後に山の下を見やる。
異変に気付いたのは彼らだけではなかった。不安そうに辺りを見渡す民は多い。空気も大地もわずかだが確実に振動しており、歩みを止めた今となってはそれをはっきりと感じとるようになったのだ。
「山が噴火をする前触れではないと思う。もし噴火するとしても、それはこの青の山脈ではあるまい。だが気になるな……。遠くで何かが起ころうとしている。いや、もう起こっているのか……?」
この異変の原因がわかるまで、もしくは収まるまでは動かないでおこうとオロフェアは決めた。いつでも出発できるように備えるのを怠らず、彼らはしばらく休息をとることにした。
しかし時が過ぎるほどに異変は徐々に激しさを増し、日が落ちる頃には地にも空にははっきりと兆しが現れていた。
北方の地が赤く揺れている。そして夜空はその色を受けて、薄気味悪く染まっていた。時折強い光が地上から立ち上る。
「あの辺りはモルゴスの奴めが住まう土地。戦いが起きているのか? しかし一体どこの輩があれに戦いを挑めるというのだろう」
スランドゥイルは目を凝らす。しかしエルフの目をもってしても、遠く隔たりすぎているため、何が起きているのかは見て取れない。そして何が起きているのかわからないだけに、一層不安にかられてしまう。
オロフェアも穏やかな容貌に緊張感を漂わせて赤黒い空に目を向ける。
「我らの離散した種族ではあるまい。もうそのような力は我らには残ってはおらぬ。しかしノルドールとも思い辛い。フィンエ殿の息子たちは全員死ぬか勢力を著しく減じた。となれば人間だろうか? だが人間の中にはモルゴスの味方として働いている者も多い。結局ここにいては何一つわかりえないということだ」
苛立つように唇の端を噛むが、瞬きをする間も惜しいというように、目だけはまっすぐ北を向く。
深夜を過ぎる頃には一層ひどい様子になった。北の空には激しい稲光が走り、遠く隔てた青の山脈のスランドゥイルたちのところまで雷鳴が届くようになったのだ。空を裂くように、時折雷光に混じって赤い光が走る。目を凝らすと、なにか異様な姿のものが飛び交うのが見えた。ここから見えるほどなのだから、相当大きい。
揺れもまた激しさを増した。立てないほどではないが、恐ろしさに身が竦み、座り込んでしまう民も出てきている。女や子供たちは何人かで固まって抱き合っているようだ。
そこからさらに変化が現れる。今度は白く清浄な光が空を走ってきた。それは凄まじい速さで駆け巡り、赤い光を打ち落とそうとしているように見受けられた。
夜空は白と赤、それから激しい雷で何度も打たれた。
大地も様相はさして変わらない。雷鳴に混じって地を穿つような鈍い響きが何度も何度も響き渡る。
「わたしの見間違えではないと思われますが、我が君……」
「タルランク?」
オロフェアは副官をちらりと見やる。武人風のタルランクは、冷や汗を流しながら、一点を指さした。
「あそこに見えるのがサンゴロドリム、かの邪悪なる者が築いた山であると思うのですが」
「私もそのように思うが、それがどうかしたのか?」
「……昼よりも低くなっているように思えるのですが」
タルランクの指摘にオロフェアとスランドゥイルは一斉に目を向けた。ずっと空や明滅する光ばかりに気を取られていたのだ。
「……たしかに。間違いなく小さくなっている。いや、崩れてきているのか?」
目を見開き、オロフェアは絶句する。
それはスランドゥイルも同じだった。
「一体、あそこではなにが起こっているというのだ!」
明け方。一際大きな揺れが青の山脈をも襲い、それを最後に揺れも光も収まった。
太陽が昇り、すべてのものが白日にさらされると、彼らは真実言葉を失うこととなる。
なぜなら北から西の大地が、山といわず川といわずひしゃげてつぶれ、そこにどんどん水が入り込んできていたのだ。一気に低くなった地に、海の水が流れ込んでゆく。
戦いの勝敗はどう決したのか。
ベレリアンドに住まっていた同族たちはどうなったのか。
戻って何かをするべきではないだろうか。
だが戻ったとして何ができるというのか――あれほどの激変があった後に――。
恐ろしい一夜が終わってから、オロフェアたちは家臣らと尽きることなく話し合いを続けていた。
様々な意見が出るも、誰もが次の行動に確信が持てずにいる。
勝敗に関しては、モルゴスがもしも勝利を収めたというのであれば、このように清清しい天候であるはずがないという理由で、おそらく善き者側が勝ったのであろうという結論に至った。地上は滅茶苦茶になったものの、空には雲ひとつなく、太陽が燦々と光を振りまいているのだ。
彼らがもっとも心配していたのが、ファラスに住むファラスリムたちだった。ファラスはテレリ族がまだシンダールと呼ばれるようになる以前に別れた一派がベレリアンドの西岸に築いた地である。領主はキアダン。海に面した地に住んでいるということもあって、ファラスリムたちは船作りを得意としていた。ドリアス滅亡に際して西に進んだシンダールの中には、そこへ向かっていった者も多いという。彼らは一体どうなったのだろうか。無事に逃げられたのだろうか。
そして……オロフェアたちが最も悲しんだのは、ドリアスも海の底に沈んでしまったことだった。そこに住まうものはもう誰一人おらず、二度と見ることもないと覚悟を決めていたはずだったが、それがどうあっても手の届かないところへ行ってしまうとは思わなかったのだ。
エルフたちの嘆きの声が青の山脈に木霊する。これほどの悲しみを味わうのであれば、故国もろとも海に沈んでしまいたかったという声も出たほどだった。
異変の日から数度太陽と月が廻っていった。オロフェアたちは先に進む気にもなれず、さりとて引き返す決心もつかないまま立ち止まった場所に留まっていた。
そこへいつ近付いてきたともわからないうちに、一人の男がオロフェアの一行のそばに歩んで来る。その男は丈高く、たくましく、身の内から輝きが生じていた。美しい鎧兜に身を包んだ彼は、エルフには見えなかったが、人間にも見えなかった。
男は手にした旗竿の先を地につけると、よく通る声で名乗りを上げた。
「我はマンウェの伝令使であり、この度のモルゴス討伐の指揮を取りしエオンウェである。そなたたちエルフに、マンウェよりの言伝を伝えるために参った。先導者は前に進み出るがいい」
マンウェの伝令使となれば、高位のマイアである。意外な人物の出現に、エルフ達はざわめいた。
驚きつつも、呼ばれるがままにオロフェアは前へ進みでる。父に目で促され、スランドゥイルも彼の一歩後ろに控えた。
オロフェアは優雅に一礼する。
「かかる高貴なお方をお目にすることがあろうとは思いもよりませんでした。わたくしはオロフェア。末席ながら、シンゴル王に連なる身でございます」
伝令使はオロフェアに向き直る。
「マンウェはエルフと人の血を受けしエアレンディルの祈りを聴きいれ、モルゴスを打ち倒すことを決められた。そなたたちも見たであろう。我らの戦いが引き起こしたものを。引き裂かれた大地を。だが我らは勝った。我らの敵は二度と中つ国に仇なすことはできないであろう。そしてマンウェはそなたたちを戦乱と嘆き多き地より離れることを許された。舟を作り西へ進みたまえ。さすれば遠からず、ヴァリノールを見出すであろう」
ヴァラの王たるマンウェの使者がわざわざ来たのだ。よほどの理由があってのことだろうとスランドゥイルは思っていたが、ここまで大事だとは思わなかった。思わず感嘆の声をあげそうになったが、場をわきまえてなんとか堪えた。
それは父親も同じのようで、スランドゥイルからは背中しか見えないものの、確かに鋭く息を飲んだのがわかったのだ。
「幾つか、お聞きしてもよろしいでようか」
息を整えると、オロフェアは声を絞り出すようにして問うた。
「我に答えられるものであれば」
エオンウェは鷹揚に頷く。
「モルゴスが破られしこと、まことに慶賀にたえぬことでございます。しかし、なぜ此度の戦いに、我らは招集されなかったのでしょうか。ヴァラール、マイアールに並ぶほどの力はないとはいえ、彼奴は憎んでも憎み足りない敵。一矢なりと報いたく存じました」
「嘆くではない。中つ国のエルフで此度の戦いに参戦した者は一人もいないのだ。なぜなら、モルゴスを打ち倒すには速やかな行動が必要とされたのだから。敵に戦が近付いていると悟られない必要が」
「誰も……?」
「そうだ。此度の勝利は、ヴァリノールのエルフ達、すなわちイングウェの民とフィナルフィンの民たちによるものなのだ」
「では、テレリは戦いに参加をしなかったのですか?」
「彼らはフェアノールたちによって都を攻められ、船を奪われたことを忘れる事はできないのだ。だが我々を運ぶ船と水夫を差し向けてくれた」
自分達だけがのけ者にされたわけではない。そしてヴァラールが自分達のことを見捨ててはいないということもわかった。それでも、一抹の無念さを覚えてしまう。敵は、自分達の知らないうちに滅せられてしまったのだ。二度と害を被ることはないだろうが、復讐することもできないのだ。
だがもう終わってしまったのだ。それはどうすることもできない。
「船を作れと申されましたが、我々の中には船を作る技を持っているものはおりません。我らにその技を提供してくれる者がいるとしたら、それはファラスに住むキアダンの一族たちでしょう。しかしここから見える限り、ベレリアンドの西岸はことごとく海に沈んだように思えます。彼らは無事なのでしょうか」
エオンウェは即答した。
「多くは無事である。ファラスの周辺にいたエルフたちはもっとも高い地へと逃れた。彼らはすでに船を作り始めている。多くは西へと渡るためだが、いまだ中つ国に残っている者のために、あるいは中つ国を離れがたく思うがゆえに戻ってこようとしている者もいる」
「……ああ!」
オロフェアは叫んだ。そして顔を伏せ、肩を震わせる。俯いた顔がわずかにスランドゥイルから見えた。父は、泣いているようだった。安堵のための涙。これほどの激震でも源を同じくする一族が無事であるということへの。
むろん『多くが』ということは海に呑まれてしまった者もいるということだろう。だがそれでも全滅も予想されただけに嬉しさの方が強いのだ。スランドゥイルもほっとして、大きく息を吐く。
「オロフェアよ、質問は以上か?」
淡々とした口調で伝令使が訊ねる。
「はい、わたくしの知りたいことはすべて知る事ができました」
「して、返答は?」
オロフェアは数泊置いてから顔を上げる。
「わたくしたちの一行は東に向かって進むつもりで旅をして参りました。急にこのようなことがあったからといって、望みは変わっておりませぬ。しかしわたくしの民の中には、西に心を向ける者もおりましょう。なぜなら我らは旅を始めたその折には、我らにはヴァリノールへの道が閉ざされていたのですから。西へ進んでも海を越えることはできないのであれば、いっそ我らが目覚めし地へ行ったほうが良いという者もいたのです。それゆえ我らベレリアンド残留のエルフが西方の岸を踏む事が再び許されたというのであれば、わたくしの民は二つに分かれることになるでしょう。そしてわたくしは彼らを快く見送ってあげたいと思う」
エオンウェは目を細めた。
「そなたは残るのか、オロフェアよ」
オロフェアは頷いた。
「わたくしの時はまだ来ていないようです。いずれ向かう時が来るかもしれませんが、今はまだ……」
「マンウェはそなたたちの決定に異を唱えることはない。これは強制ではないのだ。しかしモルゴスは倒されたものの、奴が撒き散らした悪の残滓は残っている。中つ国に残っても、生命と喜びが保障されるというわけではないのだ。それでもか?」
「もとより承知の上です」
静かだが強い意志を秘めた声でオロフェアは答える。
「そうか、ではオロフェアよ、そなたはそなたの道を行くがよい。太陽が行く道を照らしてくれるだろう。西へ行くものたちよ、疾く進みたまえ。さすればヴァリノールを見出すだろう!」
大音声で言うと、エオンウェは来た時と同じように消えていった。彼が先ほどまで立っていた場所を、風が吹きぬけてゆく。
しかし夢ではない証拠に、旗竿を刺した痕が砂交じりの山肌に刻まれていたのだった。
あとがきは反転で↓
今回の「怒りの戦い」において第一紀が終わりました。
しかしこの戦い、中つ国のエルフは誰も参加しなかったとか書いているけど、なぜか人間は参加してるんだよな〜。謎だ。
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