ここではパソコン(本体)の中身なんて何入ってんだかさっぱりわからん。
仕組みもわからん。
開けるの怖い。
つか、開けたら壊れるんじゃないの?
そもそも開けてもいいの?
というくらいパソコンにど素人だった人がはじめて自作パソコンというものにチャレンジしてみた過程と成果をちょいとお披露目してみましょうかね、なページです。
組み立てている途中の写真も撮りましたが、かなり精神的にいっぱいいっぱいになってしまったため、かなりやっつけでしか撮影してません。ピントが外れてないだけまし、程度ですので、これを見て「あー、こうすればパソコンが組めるのね」と思うことはないでしょう。……そういうのが目的な方は懇切丁寧なやり方の載ってる本とか雑誌をあたった方がよいかと。
そもそも春日が自作パソコンに挑戦してみようと思ったのは、
以下、長くなるので興味のある方だけ読んでください。
〜回想始まり〜
・2008年12月 某動画サイトにてボカロ曲というものを認識する。(しかしボーカロイドが何かはわかってなかった)
・同月末頃、各ボカロとセットになっているアイテム(ミクならネギ、KAITOならアイス、みたいなもの)の元ネタはなんだろうと疑問に思う。検索をかけて元ネタ(のイラストつけたやつ)を見つける。アイス食べてるKAITOの笑顔に一気に落ちる。
・2009年1月 自サイトで二次作品を書き始める。KAITOがほしいと思うものの、基本、音楽を聴くこと自体あまりしない方なので、作るなんてムリムリ、と踏ん切りがつかず。
・6月 思い余ってKAITO購入。お金はドブに捨てたくらいの覚悟だった(笑) が、意外に操作は難しくないことがわかる。慣れるまでは大変だけど。あと、操作が難しくないことと上手く歌わせられることはイコールではないので、念のため。
・8月 オペラ座曲のソロとデュエットものくらいは制覇したいよね、なノリでGUMIを購入。しかしノイズがひどくて調整するどころではなくなる。原因ははっきりしないものの、すでにボカロでオペラ座をするのだと決意していたため、パソコンの買い替えを検討しはじめる。まともにDTMやろうとするなら、メモリは最低3Gとかいう話でね……。使っていたPCは1Gまでしか積めないものだったのだ。
・9月か10月頃 BTOというものを知る。メーカー製で同スペックのものを買うよりも割安であることと、好きなパーツやソフトだけ選ぶことができることで、心が揺らぐ。しかしBTOというものは、基本的に何かあっても自分でまずどうにかしてみよう、くらいの心意気がないと駄目っぽいのだが(ショップ保障があるとこはあるけど)、本体内部なんてブラックボックスなところ、わかるわけないだろう、なため、決心がつかず。
しかしある時、自作というのはどんなものだろうかと、書店で数冊自作パソコンの本を買う。なんとなくできそうな気がした。
そんなこんなしているときに、一目惚れした本体ケースが出てくる。これを使うのであれば自作するしかない! と背中を押される形で自作決定。
んで12月。パーツを買いにいく。組み立て決行……。
〜以上、回想終わり〜
購入したパーツはこんな感じ。
マザーボード、CPU、電源、HDD、光学ドライブ(DVD)、グラフィックボード、カードリーダー、CPU用冷却ファン、メモリ。
一番奥にあるのがケースで、これは前もって買っていました。あとXP(DSP版)も。
CPUはINTEL I7 920
マザーボードはASUS P6T
一応全部候補の品を決めていたのだけど、CPUとマザボだけ目的のものがあれば、あとは臨機応変に対応するつもりでした。まあ、大体目当てのものが揃いました。
自作パソコンの本に書いてあったので、マザーボードの箱の上にマザーボードを置きます。
こんな感じです。
本には作業台として外箱を使う、とあったので、折りたたみ式の結構大きいテーブル(和室向け)を使っていた私は、別に作業台なんていらないよなーと思いつつも、とりあえず書かれていたように外箱の上に置きました。
あんまり意味ないだろうと思っていましたが。意味は十分あった。
というのも、この状態のときはともかく、作業を進めてゆく途中でパーツをピンで固定しなくてはいけなくなる(CPUクーラーとか)。で、そのピンは力込めて押し込まなくてはいけなかったりする。ピンの先は裏側に突き抜けるので、本来的な意味での作業台(傷がついたり塗料がついたりしてもいいもの)ではないテーブルでこんなことやろうものなら、あっという間に傷だらけになる。
意味ないからいいやとテーブル直置きしなくて良かった、と途中で気がつきました。
話が長くなった。
最初の作業はCPUの取り付けるということなので、CPUを箱から出します。
CPUの箱は結構大きいですが、CPU自体は小さいです。ファン付きですが、これは使いません。
I7はかなり熱を発するということなので、音が静かでこれよりも大きいファンを使うと前もって決めていました。
保護ケースを外してCPUをそっと乗せます。
ここでピンが折れたりすると自力では直せないとのことで、ドキドキものでした。
そしてちゃんと乗ったことを確認したら、動かないように固定。この上にファンを固定します。
写真はとってないです^^;
必要最小限に組み立てて、不具合はないかを調べると問題が起こった時にどのパーツに問題があるのか、調べやすくなると本に載っていたので、この後メモリとグラフィックボードを刺す。
この縦についているのがグラフィックボード。でかくてびっくりした(笑)
ケースに電源をセット。
マザボはまだケースに入れないで、箱の上に置いたまま、電源、ディスプレイ、キーボードとつなげます。
そして電源ボタンを押す。問題なく作動しました。
しかしここでもひと騒動ありまして、気に入ったディスプレイが見つからなかったので、動作確認などには今まで使っていたものを使おうとしていたのですが、端子が合わなくてできなかったという。
とっさに妹のパソコンのものを持ってきてなんとか凌ぎましたが……。本当、どうしようかと思った(汗)
確認できたので、マザーボードをケースにセット。
が、できない。
原因は、ケース背面にあるI/Oパネル。USBやスピーカー、マイクなんかをつなげるための端子が並んでいるところがある部分。
パネルのケース内側になるところにスポンジのようなものがくっついていて、力を込めてもマザボが定位置に置けない。どこが定位置なのかはケースについてるネジ穴とマザボについてるネジ穴が合わさればそれとわかるのですが、このスポンジが邪魔だった。しかも自分の力ではマザボをギリギリ抑えながらネジを回すことができないし。
そもそもこのスポンジはなんだ? と思いました。
今まで使っていたパソコンには(多分)ついていない。自作パソコンの本の写真にも載ってなかった。
これは何のためにあるのか?
これさえなければできるはずなんだけど、これ、必要なの?
と作業に詰まってしまいました。
しかし事前に作業する部屋に自分のPCを持ち込んでいた私に死角はなかった。
困った時には、はい、検索。
結果……このスポンジがどういう理由があってくっついているのか、はっきりわかるページにはたどりつけなかったけれど、邪魔だったから取ったという人がいたので、思い切って私も……。
剥ぎ取りました。今のところ、何も問題は起こっていません。
銀色なのは外側だけで、中身は黒っぽいスポンジ状のものが入ってるの。
……振動対策かなんかかな、と勝手に思っているんだが、もはやどうでもいいや。取っちゃったし。
マザーボードをセットしたら、今度は色々つなげます。
コードが多すぎてわけわからん。綺麗にまとめられない(涙)
電源から伸びているコードは着脱式になっていて、必要な分だけつなげられるものもあるそうなんだけど、生憎そっちはなかったので妥協してしまったんだが、するべきではなかったかなという気がしています。
一番上に入れたのが、光学ドライブ。DVDにしました。ブルーレイはまだ必要性を感じなかったので。
ま、ほしいなと思ったら増設すればいいわけで、それは自作の利点だと思います。
このサイズのケースだったら、大体内部に設置できるし(ちなみにこれはミドルタワー)。
HDDも一つしかつけてないけど、もっと増やすことができるし。
しかし、いくらDTMやるとはいえ、1TBも消費できないような気はしている。
でもこれが今の主流らしいからなー……。
CPUクーラーの存在感が俯瞰だとよくわからなかったので、別の角度から。
かなりでかいです。圧迫感がはんぱない。
すべてセッティングが終わってから、再び動作確認後、OSのインストール。
この日は(二日にわけてやったが)これで終了。
まとめるとサクサク進んだように感じるかもしれませんが、一つの作業を進めるたびに、いちいち本を確認して、おっかなびっくり、手に汗かきながらやってました。
んで、本と違うパーツの場合、検索かけて確認したりしてね……。
一通りやり通した現在では、半日あればまあ組めるかな、とは思いますが、この時は本当に神経すり減らしました。
ほっと、一段落。
したのもつかの間、2010年1月。
利便性を高めるために、5インチベイにアクセサリを追加することにしました。
そして伸ばし伸ばしになっていったデータの移行などもすべてやってしまおうと。
アクセサリその1 小物入れ
プッシュ式でふたの開け閉めができるので、電源ついてなくても使えます。
フラッシュメモリや無線LAN子機を入れるのに便利。私は入れてないけど、ケースごとCDも入る。
アクセサリその2 CDケース
パーツに付属していたドライバなどをまとめて入れてます。
これで何かあったときもあちこち探さなくて済みます。
こっちはほとんど出し入れすることはないでしょう(出すときは不具合が起きたときだ)。
んで、全体図。
ねんどろKAITOとねんぷちKAITO、そして中にはインストール済みのKAITOとGUMIが。
……えーと、しゅ、集合写真……てことでいいのか?
見ればわかると思いますが……DVDとCDケースの質感が違うのが目立ちます。
白は白だけどくすんだ感じなんだよねー…。
痛PC作る要領で表面に張るシール状のものでも作ってみようかとも考えているんだけど、DVDの方が難しそう。どうするかなー。
それでもって、本体だけ変えてもしょうがないので、モニタとキーボードも買い替え。
マウスはそのままだ。当分変える気はない!
外付けのスピーカー、オーディオインターフェースも購入。スピーカーは買ってから白もあることに気づいた。……モノトーン配置というのもありだと自分に言い聞かせる。
現在の状況
前のマシンに比べて、何をするにもサクサクできるようになった。
起動は1分ほど。
あっという間すぎる。
不具合等は今のところなし。気がついていないだけかもしれないが、気づいてないならないも同じ。気づいたときになんとかする。
そして肝心のGUMIの声はどうなったかというと。
ノイズが消えたよーー!!
確認した時には本当に嬉しかった。これまでの苦労が報われたと本気で思ったもん(笑)
やっぱりスペックが問題だったんだろうね。特にCPU。
ようやく一安心、できた私が次にすることは、DAWソフトやらオーディオインターフェースの使い方を覚えることだ。あとGUMIもね。ろくすっぽ触ってないもん。
いつ完成するのかな、ボカロオペラ座(あとボカロ指輪物語もだ。←やりたい曲増えた)
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