自分用に製本したものがほしいとずっと思っていたのですが、サイト運営期間が長くなるにつれ、自力で製本をするには無理な分量になってしまいました。自力で製本するには一冊あたりが薄めになるし、その分冊数が増える。薄い分はまだいいけど、作る数が多すぎるのははっきりいって厳しい。
 自力が無理なら業者に頼むしかないのですが、一冊だけ作るというのはコストが高いんですよね…。
 大量に作れば作るほど1個あたりの単価が安くなるというのは皆様ご存知の事とは思いますが、同人誌もやっぱりそうで、ある程度の数を作って自家通販/イベント販売という選択肢もあるにはあります。
 しかしもとが夢小説という性質上、印刷してしまうと名前変換はできません。もとから変換しないで読んでいる方にはそれでも良いのでしょうが、以前アンケートをとってみたところ、当サイトでは無変換で読んでいるという方は約4割といった結果がでました。残り6割の方に別の女の名前で読んでくれなんて言えませんし、言いたくないよ、と。自分なら「誰よ、その女!」って思うもん……。
 それに私は再録本はほしいけど、オフライン活動がしたいわけではないので、一冊あたりの単価が同人誌として妥当な価格になる分量を刷ってしまうと、在庫がものすごいことになってしまいます。印刷費もさることながら、*1在庫を置くスペースがありません!
 あと、私はどうも「こういうの作ったの、見て見て〜」がしたいタイプなので、書いたもの、作ったものはできればサイト上で展示したいんですよね。けど他の工作物とは違って自分の分だけの再録本を作って「見て見て〜」をしてしまったらほしいという人がでてくるかも……。そして他のものとは違って、再録本なら欲しいという人には手に入れられるようにしたい……。けどやっぱり量とか金額の問題が……。
 と、色々悩ましいことがあって実行できなかったのですが、なんとかその欲求をすべて満たせそうなところがでてきたので、実行してみました。

 詳しいことはトップページに書きますが、無変換状態のままの本で良い方は、各本の画像をクリックするとBCCKSに飛びますので、そこで購入手続きをとってください。自分がいつも変換している名前の本がほしい方は、名前変換した後のデータをこちらで作ります。

 もともとは、自分のためだけの本を手ごろな価格で作りたかった、という理由から作成した再録本です。購入手続きが少々面倒くさかったり、*2価格的にどうよという部分もありますが、すべてにおいて納得して、かつ欲しいと思われた方だけご購入ください。


*1
 再録本のページ数は話のきりのいいところで区切るため、一部をのぞいて256ページ〜320ページの間で作る予定です。ページ数が同じでも紙の厚さによって本の厚さは変わってしまいますので、目安として下に厚さの参考を書いておきます。
 320ページで作った本は、オペラ座の怪人文庫版(角川書店、創元推理文庫どちらでも)とほぼ同じ厚さです。
 文庫版指輪物語とは紙の厚さがほぼ同じようだったので、できた本のページ数と近いページ数のものを見ていただければと思います。…自分で作っておいてなんだけど、同人誌=薄い本認識だったので、テスト印刷が届いたときにはあまりの厚さに目玉が飛び出そうになった(汗)
 そしてそんな厚さの本を同人誌として妥当な価格になる分量を刷ってしまったらどうなるか……((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
 うちにはそんなに本を保管するスペースはない……。

*2
 同人誌の小説本はA5 2段組が一般的ですので、なかなか比較が難しいところですが、オンデマンド印刷、文庫サイズ200ページ/30部という条件で比較検討した結果、BCCKSの価格は並〜やや高かな、という感想を持ちました。しかし、サイト再録本という性質上、30部も売れる気がしない。あと30部も名前変換後の本は作れん。
200ページ/一部ができるオンデマ印刷と比べれば、こちらは相当安いなと思いました。


戻る