あんまり暑くなかった夏が終わり、再びやってきました。おうち作りの季節が。
うん、ただ、最初に作った時の季節が秋だった、というだけで、別に木工はいつやったっていいんですけどね。
前回の反省点を生かして、サクサク作業を進めていこうと思います。まずは大きな塗装部分は暖房使わなければやっていられない、ということになる前に終わらせたい。でないと、乾燥させるために、作業が終わったあとも無人の部屋に暖房付けっぱなしにしないといけないから。電気代がもったいなさすぎる……!
では作業開始。
今回は、寝室部分とリビング部分、同時進行できるところまで、同時に作っていっちゃいます。
まずは、切断。そして切り口と板全体にやすりをかけて滑らかにしていきます。
相変わらず、この作業が一番大変。
そして毎度の事ながら(汗)必要な板の数を数え間違えて、追加で板を買う羽目に。
なぜだ。なぜ、学習しない、自分。
とまあ、自分の間抜けぶりに脱力しながらもなんとか揃ったパーツ一式。
今回はさすがに量があります。
しかし、ミス発覚!
なんと。
壁の高さがかなり違います。
この三枚はすべて壁部分なので、高さはそろっていないと駄目なんですね。
手で切ったので、どの板もスパンとまっすぐなわけではないのですが、この一番低い板はだいたい2mmくらい、両側の板より高さが足りない。
たかが2mmといえど、しるばにあサイズなので、かなり目立ってしまいます。
さーて、どうしよう……。
これくらい高さが違ってしまったのであれば、新しく板を切ってしまうのが一番綺麗に収まります。
が、とにかくもう板を切ったり研磨するのが嫌になっていたので、正直それはやりたくない。
もしかしたら木工用パテでなんとかならないかなーと考えました。
でもパテって、穴埋めとかには使えるけど、細長い板全体に二mm分の下駄をはかせるのは、ちょっと難しそう。凸凹しそうだし、強度的にも心配。
でも考えの方向性としてはいいような感じがしました。要は凸凹しないもので2mm分、高さを加えられればいいだけ。
で、ふと思い出して、以前買ったものの全然使わなかった材料類を漁りに行って、発見しました、細いヒノキ棒!
これはドア枠を作ったときに、どのくらいの幅が適当か調べるために何種類か買ってみたものの残りです。結局細すぎて全然使っていなかったもの。
サイズは2×2×900(単位はmm)。壁は4mmのシナベニヤなので、これを横に2本接着して、余分な長さの部分をカットすればいい。
で、実行しました。
ちょっとわかりづらいか(汗)
真ん中のが、上の写真でちょっと低くなってた板です。
よしよしいい感じだ。
それから上の写真と比べて、板の切り口が白っぽく、そしてのぺーっとしているような感じがしていますが、これは、板の切り口に木工パテを塗ったためこうなっています。
前回、切り口になんの処理もしないまま、板の平面部分と同様、ジェッソ→絵具→ニスの順で塗っていったのですが、どうにも綺麗にできなかったのですね。
板表面のように元々滑らかでない、というのがそもそもの原因なわけですが、これをどうにかしたいと思っていたんですよ。
DIY関係の本やサイトを調べると、このあたりの処理は大抵木口テープというものを使うとあるのですが、春日の住んでいるあたりでは白木の木口テープは売ってなかった! というか、そもそも木口テープはもっと幅のある板の側面を覆うために使うものであって、4mmの厚さのベニヤをどうこうしようとか思うのがそもそも無理があるというか。それに通販でも買えるけど、結構高いし。
でもどうにかしたい。
とにかく、綺麗になればいいんだ、と。
で、思い出したのが木工パテ。ケースを作るときに買って、んでちょっと使ったりもしたので、どういう特性を持っているのか、自分でもわかっていた。
これ、乾燥したあとのはみだした部分、ぽろぽろ取れるんだよね。
ということで、はみだすのも構わず、指でひたすら切り口に木工パテを塗る、塗る、塗る!
その後、乾燥させ、研磨。
脇はもうあっちこっちパテがはみ出しましたが、爪でひっかけるだけでもぺりっと綺麗に剥がれるんですね、これが。まあ、結構強く引っ付いているのもあったけど、そういうのはやすりで削ってしまえばいいだけですし。
そして削り作業も終わり、次の作業に入ります。
毎度おなじみのジェッソ塗り。
左側にはテーブルがあって、そこに細かいパーツ(扉とか)があります。
全部広げないとならないので、大変。部屋の半分がこれで埋まったわ(笑)
ジェッソ塗りは二度。そして塗り終わった後は乾燥を待ってから表面を軽く研磨します。このジェッソ塗って研磨した後の板が、結構さわり心地が良くて好きです。
さらっとしてるんだよねー。
さて、ジェッソ塗りの後は、色塗りです。
アクリル絵具でざかざかと塗っていきます。
で、ほぼ終了しました。
ただしトイレの壁とドアだけは灰色でも茶色でもない色にするかもしれない、と考え直してこれだけ保留。浴室とつりあうような感じにしたいんですよ。でもまだ浴室のデザインが固まっていないんですよ。
そして、木工パテの成果です。
左がなにもしていないもの。右が木工パテを下地に塗ったもの。
……むう。この画像では違いがイマイチよくわからない(汗)
でも実物を見ると違いはかなりはっきりしています。
やったものの方がずっと綺麗です。
というところで今回は終了。
次の工程であるニス塗りが終われば、リビング部分は組み立てに入れます。
……拷、じゃなくて、乾燥室作りまで行けるかな~。ワクワク。
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