前回の続きから。
ニスを重ね塗りすること5回。
この頃になると、休みの日だけまとめて作業、ということはあまりやらなくなります。
というのも、塗料関係を塗るとその後はしばらく乾燥させなくてはならないので、まとめて作業、ということがそもそもできないからなんですね。強制的に乾燥させてもいいのですが、どっちみち時間のロスがあるので、仕事が終わって帰宅してから、30分ばかり作業をする、の繰り返しをしていました。
んでもって、ドールハウスケースの上がいい感じに乾燥させるスペースになってるんだ……(笑)
そしてその成果がこれ。
良い艶だと思います。
んで休みの日にまとめてやっていたのは、こちら。
壁紙張りです。
意味なくえりっくさんとLちゃんにも出てもらいました。
布を適当な大きさに切って、板側にボンドを塗って布を置いて、空気が入らないようにこする。
乾燥後、はみだしたところをハサミで切断。
そしてボンドが薄くて布がちゃんとくっついていなかったところに爪楊枝でボンドを塗りこんで再度接着。
両側を張らなければならない部分もあったので、結構時間がかかりました。
んでも、やっぱ布だから端がほつれたりしてくるんですよね……。
しかし紙だといまいち良さそうな柄がみつかんないし。
この辺の処理をどうにかしたいものだ。
気を取り直して次の作業に行きます。
ニス塗りが完了し、壁紙も張り終わった。となると次は組み立てです。
床と壁をくっつける前にしなくてはならないのはドアの処理。
前回(キッチン部分)の製作記には具体的な作り方を載せなかったのでここで公開。
ドアは、ドアの上下とドアがハマる部分の壁と床にそれぞれピンバイスで穴を開けます。
んでその穴に「こびょう」を入れる、という単純なもの。
これこのように。
「こびょう」は太さが1mmなので、4mm幅の板でも問題なく使えます。
ドア上と壁との間にいれる「こびょう」は頭の部分を切り落としています。(画像はこれ)
んで、床とドア下部分に使う方は下から打ち付けています。
壁の厚みがもう少しあれば、ドールハウス用の蝶番なども使えたと思うのですが、なんだかこれまで結局のところ、ドールハウス用の小物などを一切使わずにきたので、この方針を貫きたいとかちょっと思ってます。(近くにドールハウスの材料売ってるところもないし……。ちまちま通販するのも面倒くさい)
さて、一気におうちらしくなる組み立て作業に入ります。
ピンバイスで下穴を開けてからボンドを塗って、「こびょう」を打つ!
その時、ひっくり返して作業するので、ドアがずれないように先に粘着力の弱いテープ(私はマスキングテープを使った)で固定しておくと苛々しなくて済みます(笑)
んで、茶色い方のドアなんだが……「こびょう」を打つ位置を失敗して、無理に開閉しようとしたら壁が破壊されかねん感じになってしまった。なのでここは開けられない〜(涙)
乾燥室とリビングを隔てる壁は乾燥室の床の処理をしてからなので、後回し。
これだけでも結構家っぽくなったので、キッチン部分とつなげてみた。
二人(二匹?)が我が家に来て以降増えた小さい子たちにも登場してもらった。
これからさらに10人以上増える予定なんだぜ。
それ用のケースを用意するまではドールハウスケースに入れとこうとか考えているんだが、どこの託児所かっていう感じになりそうだ。
頑張れ、えりっくさん(笑)
あ、えりっくさんの音楽スペースのところに置いているベッドは、寝椅子の代用です。
寝椅子は自分で作るつもり。
えりっくを狙うはちゅね。
偉そうな犬にちょっと反抗してみたくなったようです。
(この後、攻撃を受ける前に気付いたえりっくによりがんがんと説教されました)
兄さんが気付きましたが、ちょっと遅かったようです。
Lにいたっては全く気付いていません(笑)
小芝居(?)はここまでにして、乾燥室の床処理に入ります。
前回キッチン部分を作ったときに使った厚紙製タイルもどきが残っていると思い込んでいて、いざ使おうと残りを出してみたら、10枚分もなかったため急遽別のやりかたをひねり出さなければならなくなりました。
タイルもどきは出来の点では結構良かった、と思っているのですが、とにかく作業が大変だったんです。タイルを張るのもそうですが、作るまでの過程もかなり……。なのでもっと簡単なやり方がいいなーと。
タイルもどきを作ったときにはスポンジブラシを使って色を塗っていきました。これだと筆ムラがない上に動かし方によっては濃淡を出せるので、直接色を塗ってみようか、とためしにやってみました。
もし失敗しても再び上から白の絵具を塗ればいいんだし、と開き直って。
その結果がこう。
前回同様、灰色を基調に黒や茶色を混ぜました。
そして乾燥後、ペンタイプの白いポスターカラーで線を引く。
作業後、すごーく複雑な気持ちになりました。
いいじゃん、これ。
綺麗じゃん。
わざわざタイル作る必要なかったじゃん……。前回の苦労って一体……。
比較。
左がキッチンの床。タイル風に作った厚紙を張ったもの。厚紙の分だけデコボコしてます。
右が乾燥室の床。キッチンと比べてちょっとのっぺりした感じだが、綺麗。
ま、まあ、キッチン床も遠目で見れば不ぞろいな感じがそれっぽく見えるんで別にいいんだが……。作業の大変さを比べればやっぱスポンジブラシ最強、と結論を出させていただく。
今回の件でお風呂場のタイル模様の作り方も決まったので、あとはデザインを考えるだけだな。さて、なんにしよ。
次の作業はエリックの音楽室というか、音楽スペースの床作り。
ここでも失敗をやらかしました。
床をキッチン同様タイル張りにしようとしていのですが(それだけ残量があると思い込んでいたのよ!)肝心のものがなく、ついでにニス塗りした床と接しているのに石の(大理石っぽい感じでもなんでもないただの石の)床というのもないよな、と気付きまして。
んでここも床同様ニス塗りにすれば良かったんじゃ……と思い至ったものの、時既に遅し。
ジェッソ塗った床にニスを塗っても質感は同じにはならない(と思う。やったことないのでどんな感じになるのかはわからんが)。ついでに床用のニスは使い切ってしまったので、再度買うのも……ということもあった。いや、買ってもいいんだが、余るし。
やばい、どうしようと頭をひねりつつ資料になりそうな本を調べたり画像検索かけたものの、あまり手間とお金をかけずにできるデザインが見つからない。
んでしょうがなく、オーソドックスなダイヤ柄というかチェックボード柄というか、そんな感じにしてみることにした。
まず、板全体に白のアクリル絵具を塗る。すでにジェッソが塗られてあるので白いには白いのですが、質感が違うので。
そして乾燥後、全体にマスキングテープを張る。
下書きをして、不要な部分を剥がす。
さらに全体を黒で塗りつぶす。
一度目の塗りなのでムラがあるけど、これを三回繰り返す。
んで、乾燥したあと、マスキングを剥がす。
こんな感じ。
配置はこんな風にする予定。(しかし、色合い的にちぐはぐしているなぁ)
この後、二手間ほどかけてから床に接着します。
まだ必要な材料がそろってないのでこの作業の続きは次回にて。
ということで、今回の作業はここまで。
次回はリビング部分の完成までいけるといいな。
鏡も届いたことだし。
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