リビング作りの続き……。
前回、白黒柄の床に二手間かける、と書いたところから。
このダイヤ柄のままでもいいか、とも思ったのですが、なんだか思いついたので、この上にラメを散らしてみました。
拡大するとこんな感じ。
スタンプ用のラメをニスに混ぜて一緒に塗っただけです。ちとムラになってしまったので、ラメが多いところと少ないところがあります……。
もう一工夫というのは、段の縁のところに金色でラインを入れようかと思っていたのですが、なんというか……駄目でした。綺麗にできなかったので、再度塗りつぶして、その上からラメ入りニス塗ってます。
やっぱり細すぎたかー。
とにかくこれで床はOK。次は幅木、装飾板の作成で、これは玄関&食堂あたりを作った時と同じなのですが……。この板類、灰色絵の具を塗ってから半透明の銀色を塗って、仕上げにニスを塗ることになっていたのをすっかり忘れて、灰色の上からニスを塗ってしまいました。
しまったー!! と思ったものの、時すでに遅い。ニスの上から絵の具は塗れない。いや、塗れないこともないけど、はげやすくなるからやりたくない。
色味は似てるからこのままでもいいか、とちらっと考えたのですが、比べてみたらやっぱり結構違うんですよ。というわけで、やりなおし決定。
一度紙やすりで表面のニスをこすり落としてからまた灰色を一度塗って表面をならし(中途半端にはげるんだよ、これも……)、その上に銀色、そしてニス、という手順になるだろうと予想しました。
が。
面倒くせぇ〜〜。
ここで思いっきり萎えてしまって、板類関係放置。自作PCいじりに逃避するという手段にでました。正直、ここで製作ストップするかと思った。
が、まあそんなこんなで……半月くらい放置しっぱなしにしていたおかげでちょっとやる気が戻ってきたものの、やっぱり細かいパーツでイライラするのに疲れたので、大きいパーツに手を加える方向に走る。
寝室関係の水周り(浴室、トイレ、洗面所)の床を塗る。
ピンクがLの部屋、灰色交じりの緑がえりっくの部屋用です。
これは下地的な色で、この上に同系色を重ね塗りする予定。
トイレ、洗面所、お風呂はそれぞれきっちり区切るつもりでいたけれど、そうしない方が広く見えるからそっちの方がいいかなーと迷っているところ。
と、逃避に逃避を重ねて、いよいよ板類を作らないとリビングが完成しないゾ、という状況に陥ったので、ふいに気分が乗った日に一気に作業をする。
完成したのがこれ。
完成しなかった方は、自分でもがっくりしすぎたせいで写真は撮っていない。
そしてこのできあがった板関係を定位置に張り、ダイヤ柄床も接着して、まとめて作っておいたドアノブも貼り付ける。
で、リビングかんせ〜い♪
俯瞰図。
こちらから見えている壁の反対側は、食堂とかキッチンとかの壁でもあるので、その処理もしています。
こんな感じ。意味なくLに覗き見させる。
玄関食堂部分とつなげる。
良さそうに見えます。しかし……。
結構隙間が空いてるのよねー……。
手で板を切っていたので、微妙にまっすぐじゃなかったり、塗料含んで微妙に反ったりしてるからだと思う。どうにかしたい。
こういうところも気になる。(どうやって直そうかと考え中のえりっくの図)
隙間がなかったとしても、リビング側の壁の側面部分には壁紙が貼れないので(さすがに細すぎる)、粗が目立つ。一応似たような感じの色を塗ってごまかしたけど、駄目だな、これは。
玄関側とリビング側を連結させる意味でも、がっしりとした装飾柱を作ろうかと考えています。上の方でかみ合わせるような感じにすればなんとかなるんじゃないかと。
作り方としては、芯になるようなものにフィギュアとかを作る時に使うパテをつけていって、それを削るという感じかな。手間かかりそうだ。ま、作るとしても、寝室部分を作ってからだろう。
さていよいよ、リビング作りで一番大事な作業いきまーす。
拷問部屋こと乾燥室です。
ここで大事なことは、鏡を6枚、きっちり組み合わせることです。
どうやってやればいいかなーとおうち作りを始めた頃から頭を悩ませていましたが、鏡を内向きに組むというのが万華鏡と共通していることに気がついて、本読んだり検索かけたりしてみました。
まず、鏡6枚分を並べたくらいの長さのビニールテープを切っておきます。鏡の大きさは一枚につき縦15cm横10cm。どのくらいの数のビニールテープがあれば鏡が倒れたりしないかはよくわからなかったので、とりあえず三本くらい切っておきました。
こんな感じ。下にある板は鏡を一直線に並べるための添え木みたいなもの。
この上に鏡を一枚ずつ並べていくのですが、その時にほんのちょっとだけ(1mmとか2o、ほんとうにちょっとだけ)隙間を開けておきます。そうしないと鏡を組んだ時に余裕がなくなるから、という話だったのですが、私の使ったテープだと少しは伸びるようなので、隙間を空けなくても良かったかもしれない。まあ、空けないよりは開けといた方がいいとは思うけど。
で、テープの上に鏡を置き終わったら、海苔巻きを作る要領で端を持って一気に巻く!
……鏡って結構重たいし、精神的な余裕がなかったので、写真はありません。
とりあえず、組めた。
しかしこの作業、すごいドキドキものでやったのですが、なんというか、あっという間に、特に問題も起こらず、三十秒かかるかどうかというくらいの短時間であっさり終わりました。
繰り返しますが、鏡は結構重たいです。テープでは支えきれずにバランス崩して内側とか外側とかに倒れてしまうんじゃないかという危惧があったのですが……まるでそんなことが起こりそうな気配がありません。
なんてーの、拍子抜け?
あたしあんなにいろいろしんぱいしてばかみたいだね、というのが正直な心境でした。
つーことで、鏡は案外簡単に組めます。お子様をお持ちの方、夏休みの工作に万華鏡製作などいかがですか?(笑)
気を取り直して次行きましょう。
とりあえず鏡は組めましたが、このままでは外側の見た目がよろしくない、ということで、適当に壁っぽい色にすることにします。
さすがにこれに直接塗るのは無理なので、色のついた紙とかシートをか貼ればいいかと、物色。
紙を糊で貼るような感じだとなんだかヨレたときに修正できなさそうだったので、やりなおしのできるようなものを探す。
で、見つかったのがプリンターで自作ラベルとかを作れるフィルムシート。綺麗に剥がせるタイプのやつ。A4サイズ3枚を灰色のベタ塗りで出力して、適当な大きさに切り、貼ってゆく。
こんな感じ。下に張ってるビニールテープが丸わかりだ。全体的に巻くべきだったか? しかしそうしてもどっかで曲がってやっぱりデコボコになったと思うからまあいいや。
鏡の上部(ガラス部分ね)もついでに覆って保護したかったけど、さすがにガラスにはくっつかなかったのでこのまま。
それからこの乾燥室は後ほど(これも寝室関係ができあがってからだろうな……)もう一手間加えます。あ、それとこれは固定しません。
んで個人的にとても気になっていたのが、この部屋に入った時にどのように見えるかということなのだが……。
六角形なので、三対の合わせ鏡があるわけだから、とりあえず正面の鏡に対してずらーっと自分の姿が前と後ろと映るんだろうとは思っていたけれど、それが果てしなく続くというのは上手く想像できなくて。まあとにかくごちゃごちゃ書かずに見て貰った方が早いので見てください。
何もなしの状態。蜂の巣状に部屋が広がって見えます。
えりっくさんに入ってもらった。ちなみに部屋は直径20cmの円の内側サイズ。カメラはその上から斜め下を覗き込むように撮っているので、角度的に部屋の床(実物)は写らない。えりっくも写らない。ここに写ってるのはすべて鏡像なのです。
原作におけるこの部屋で特徴のあるものといえば、鉄製の木ですね。さすがに鉄製のものはないですけど、木っぽいものはあるのでそれを部屋の片隅に置いてみます(笑)
その木が鏡の反射で森のように見える、っていう描写がありましたね。楽しみです。
えりっくは部屋の中心付近に立ってもらったので本犬は写っていないのですが、こっちの木は部屋の端に立てており、割と高さもあるので実物が写ってます。青い楕円がそれです。
しかし……も、森?
森というには木があんまり密集してないな。どっちかというと雑木林だ。
もう一本置いてみる?
赤い楕円は鏡に写ったもう一本の木。ちょうど最初の木を置いたところの隅の対角線上の隅に置いています。
まあ、これくらいだったら森といってもいいかな……。
というわけで実験終わり。それでは完成したリビングの全体をごらんください。
リビング左側。
まだ絨毯がないので、フェルトを敷いてみた。大きさとしてはこれくらいかね。
リビング右側&乾燥室。
えりっくはピアノを弾こうかと考えています。Lは乾燥室で洗濯物を干してます。
乾燥室で洗濯物を干すLの図。
……目が回らないか? せめて三面分の鏡を撤去するとか布かぶせるとか……。
三面鏡ならあってもおかしくないしね。
ところで。
ピアノの上に置いてある袋には何が入っているでしょうか?
答え。
鍵が入っています。
なのであの袋は「生と死の袋」です(笑)
ちなみに。
洗濯するためにえりっくよりも頻繁に乾燥室を使うため、Lには合い鍵を作って渡しました。
まあ、それで彼女に逃げられるわけなんですが……(日常シリーズ修羅場編より)
今回はここまで。次回は寝室作りに着手、かな?
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