今回の工作は既製品+既製品に手作り品を加えたもの。
手作り率は三割というところか……。
できれば自力ではどうにもならないとこ以外は自分でどうにかしたかったんだが。


自力ではどうにもならないもの、というのは土台のこと。
↓これね。

オルゴールです。
無理無理、メカ作るのなんて、無理!




なんでいきなりオルゴールかというと、事の発端は四季の公式を見ていた時に遡ります。6月くらいだったかな。
通販でオペラ座の怪人に出てくるサルのオルゴール、あれがあったのね。
「へー」とか思いつつ、試聴もできたのでさっそく再生してみた、のだけど…。
やっぱあれ(舞台上での音)って、本物のオルゴールじゃないんだね。音がかなり違う。それに、あのサルは正直可愛いとは言い難い(私にとっては、音よりそっちが重要だったのね。もちろんあのサルを可愛いと思う人もいるでしょうが、私にとってはあれは可愛くはないんです)。
オルゴールは魅力的だけど、できればサルはなしにして欲しかった。
でもオペラ座のオルゴールなんてそうそうあるものでもないだろうし……。
と思いつつ試しに検索してみました。
一曲でもあればもうけもの、くらいの気持ちでした。

結果。

かなりの曲数があることが判明しました(汗)
ミュージカルだしなーとか侮っていた私が悪かったです。すまん、ALW。

意外に選択の余地があったことに冷静さを少々吹っ飛ばしていたとしか思えない当時のワタクシ。
数日の間、複数のオルゴール通販サイトを睨めっこし、まず一台購入しました。
宝石箱タイプのようなものはつまらないし、そもそもいくつもあっても邪魔になるだけだと思って(冷静さを欠いていたワタクシは、この時点でもう他の曲も買うつもりでいました。あ、今でもそう思ってますけど)飾っておける上に手を加える余地のある回転盤のものを選択。
到着後、さっそくその上に乗せる人形をこしらえることにしました。

オーブン粘土、というものでファントムとクリスティーヌを作りました。
そして人型は大変難しいものだと痛感しました。
あまりの不出来っぷりに、これはさすがにナシ!ということになったのですが、しかしそうしたところで今更買ってしまったオルゴールをそのままにもできないし…。回転盤だけあってどうしろと。

さて、どうしよう。この際市販品でもいいんだが、土台の大きさがあるので、それに合わせないと。でもそんな都合の良い物が存在するのだろうか。わたしゃードール系は詳しくないんだよ…。

と悩んでいた時不意に、本当に不意にこれの存在に思い至りました。

それではお見せしまよう。我が家のファントムとクリスティーヌ、に変身してくれる二人二匹を!






しるばにあ。
……私、これ、ちっさい頃にも遊んだことないのに、今になって買うことになろうとは。




さんざん悩んだ末、うさぎーズに決定。
最初はファントムをクマにしようかと思ったけど、並べるんなら同種族の方が納まりがよいような気がしたので、やめました。クマはあんまりクリスのイメージではないと……。


それでは箱から出しましょう。

わたマスター。
(わたうさぎのおとーさんは、しるばにあ村の喫茶店のマスターという設定だそうだ)


それでは、へんしーん



テイルコート。
襟が大変だったよ……。



マントと帽子もかぶりました。
正直、仮面をつけていなければ、ただの紳士です。


続いてクリスティーヌ。

ショコラ子(ショコラウサギの女の子、の略)


彼女に何を着せるかで、悩みに悩んだあげく、アンケートをとって皆様からご意見を窺ったのも良い思い出…。

そしてアンケート結果一位になった舞台版の化粧着を着せると、

こうなる。
尻尾穴を空けるかどうかでまた悩んだ。
なくてもなんとか着せられたのでそのまんま。
でも後ろのシルエットがなんだか下にバッスルつけているみたいになった(笑)



二人並んでポーズ。



回転盤に乗せてみた。
足は接着しています。ファントムの仮面も同様。
最初の構想では、お着替えもできるオルゴール、というコンセプトだったんだが、ちょっと無理っぽい。



アングルを変えて。
これだけだとなーんか、寂しいんだよな。
どっかにバラとか加えたいんだけど……。



もういっちょ。



後ろ姿。


これで一応完成しました。
今後の野望としては、マスカレードver.も作りたいと考えています。
が、その前に。

う、うちんちのエリックとカノジョ作りたい……。
家具類買って(しるばにあの家具って、ヨーロッパ調なので丁度いいのよね…)、衣装作って、地下の家を再現するんだー、とかいうことを楽しく妄想しています。


以上、08年夏の工作でした!





おいおい、オルゴールなんだろ?アンケートまで取っといて、これで終わりってことはないだろーよ。音聞かせろ、音。