屋敷を出たスランドゥイルは、気の向くままに歩き出した。
 近くにある広場には焚き火の跡と椅子代わりの丸太の輪切りが残されている。なんとはなしにそちらへ向かうと、昨夜の騒ぎを思い出して彼は薄っすらと笑った。
(まあ、楽しかったといえるのだろうな)
 情けない姿を晒してしまったが、そんなことができるくらいには安心していたのだろう。
「どちらへ行かれるのですか?」
 背後から抑えた声でシリンデが訊ねる。
「特に考えてはいない」
「では、誰ぞに案内を頼んで参りましょうか」
 スランドゥイルはしばし考えてから首を振った。
「いや、いい。しばらくは誰にも構われたくない気分だ」
 ただでさえ注目されやすい自分だ。こうしてただ広場に立っているだけでもずいぶんと視線が飛んできているのがわかる。そのうち森の民とも交流を深めるつもりではいるが、この一日で色々あったので、さすがに少し疲れてきたのだ。
 スランドゥイルは天を仰いだ。空の半分ほどが木々の葉で覆われている。太い枝の間には、のんびりとくつろぐエルフも何人か見受けられた。
「この中心地はどれほどの広さなのだろうな」
 ふと思いついて呟く。問われたと思ったのか、シリンデはわかりかねます、と言った。
「すまぬ、独り言だ」
 苦笑しながら振り返ると、シリンデも小さく笑った。
「周縁を歩いてみるか、高い木に登ってみますか?」
 副官の提案に、彼は頷く。
「そうだな」
 答えるスランドゥイルの目は一点に注がれていた。広場から少し離れたところに一際大きい木が聳え立っている。物見櫓として使われているらしく、枝と枝の間には板が渡されており、大人の二三人が寝転べるほどの空間があった。
「あそこに登るか」
 物見櫓ならば警備隊に断った方がいいのだろうか。だが断ろうにも、現在そこには誰もいない。
「警備隊はどうしたというんだ。無用心だな」
「酔いつぶれているのでは? 昨夜は盛況でしたからね」
 それもどうかとは思ったが、宴は全員参加がこの森の流儀なのであれば、それに口を出すのは野暮というものだろう。全員参加なのかどうかは知らないが。
「何か言われたら、その時はその時だな」
 スランドゥイルがひとりごちると、シリンデもそうですね、と答えた。
 そして二人は広場を突っ切り、木の下まで行くと、身軽に登り始める。一番下の枝までははしごがかけられていたので、それを頼りに上を目指した。
 途中、近隣の木の枝にいる森の民に声をかけられたので、軽く頷いたり手を振るといった反応を返すと、彼らは軽やかな笑い声をあげて喜んだ。
 随分と人懐こいな、とスランドゥイルは思った。
 ドリアスというのは外部との交流が全くないわけではなかったが、メリアンの魔法によって守られていたため、彼女やシンゴル王の許可がなければおいそれと出入りすることができないところだった。それを不便に感じたことはなかったが、よそ者に対してとっさに身構えてしまうのは、やはりそういった存在と接した経験が少ない事によるのだろう。
 森の民らに好意を向けられるのは嬉しくないわけではない。むしろ排斥されないのはありがたいと思っている。しかしドリアスでは親しい間柄であっても一定の距離を保ってつきあうのが普通であったため、このようにまだ名前も知らないような相手から親しげに振舞われると、どうしてよいのかわからず、困惑してしまう。
 にこやかにされているので、厭われてはいないのだろうが。
(どうにも調子が狂うな)
 スランドゥイルは我知らずため息をついた。
 板場に到着すると、枝に手を添えて身を乗り出した。
 どこまでも続く緑の森は、果てが見えない。向きを変えてみても同じだった。
 枝葉の切れ目から銀色の筋が横切っているのは、きっと川だろう。
 そして数こそまばらだったものの、木立が途切れたところに見え隠れしている家らしき建物は、思っていたよりも遠くまであった。
 歩けば半日くらいはかかるのではないだろうか。森の国の意外な大きさに、スランドゥイルは驚く。
「ああ、馬がいますね。あの数なら先遣隊分を借りる事はできそうです」
 シリンデの声に視線を移すと、中心地から少し離れたところに、ぽっかりと開けた草原があった。そこではさまざまな毛色の馬たちが思い思いに過ごしている。柵などはないようだが、エルフは馬と意思の疎通をはかることができるので、信頼関係さえ築けていれば馬たちは逃げ出すようなことはしない。ここもそのようにして彼らを自由にさせているのだろう。艶々したたてがみをなびかせて駆けている様は、いかにも楽しげだった。
「交渉してみる価値はありそうだな。父にも報告しよう」
 言いながらスランドゥイルは目を動かす。この森の建物はどれも似たような大きさと形をしているので、住居とそれ以外の建物の区別ができない。もっとも住居以外の建物があるのかは怪しいところだが。
 そして住人がいなくなって打ち捨てられたのだろう、朽ちかけた建物がところどころに見受けられた。エレナの民たちはこういったものを取り壊したりしないらしい。建物はどれも蔦がからみ、壁や屋根が崩れ落ちている。年月が経てば、これらは森に還ってゆくのだろう。
 濃い緑の葉で覆われた森は美しい。しかしこの国には目を惹くような建造物は特にないようだ。どれも森に溶け込むように存在している。
 眼下に視点を転じた。
 地上を行き交う者の姿はここからではずいぶんと小さく見える。何を話しているのか、声は風の音に入り混じって判別できないが、どの顔もみな晴れやかだ。そこには心配も憂いも見当たらない。
「のどかなところなのだな、ここは」
「そうですね」
 スランドゥイルが呟くと、シリンデが頷く。
 強い風が吹いた。
 遮るもののない高い枝の上で、板場はきしみながら揺れる。
 板と板は縄で固定されているものの、木に結び付けられているわけではない。 幾つにも別れた枝に渡されているので落下しないで済んでいるだけなのだ。
 不安定な足場だが、恐怖感はない。むしろ濃い芳香に包まれて心地よいくらいだった。
 目を閉じて揺れに身を任せてみると、うっとりした眠気が襲ってくる。
 このまま夢の小道を辿ろうかと迷っていると、
「誰か、こちらに来ます」
 シリンデの声にスランドゥイルは目を開けた。
 下を見ると、身軽に枝を伝って登ってくる男がいる。
 スランドゥイルと目が合うと、彼は陽気な笑みを浮かべて見つめ返してきた。
《そちらへ参ります》
 男の意思が伝わってくる。
 彼は弓と屋筒を背負っていた。格好からして警備隊のものだろう。
 ようやく見張りが来たのかと、スランドゥイルは幹から少し離れる。
 ややあって男が到着すると、さきほどまでスランドゥイルがいた場所にひらりと躍り上がった。
「お邪魔をして申しわけ有りません、若公子殿、シリンデ殿」
 男は胸に手を当てて一礼した。
「いや、こちらこそ勝手に登ってすまない。そなたは警備隊の者か?」
 近くの枝に背を預けながらスランドゥイルが返すと、
「はい、私はマキリオン。緑森大森林の警備隊副隊長の任にあるものです」
 彼は癖の強い銀灰色の髪を無造作に首の後ろで結わえていた。黒に近い灰色の目はつり気味。はきはきとした口調と相まって癇が強そうに見える。
「ああ、そなたが。名は聞いていた」
 スランドゥイルがいうと、彼は目を細めて笑みを浮かべた。機嫌の良さそうな猫のようで、なんとなく見つめていると、
「なにか?」
 と不思議そうに問われた。
「いや、なんでもない。ところで何用か?」
「用というほどのものはないのですが、ご挨拶を、と思いまして。呼ばれるまで待つのが本当なのでしょうが、若公子殿の姿をお見かけして、矢も盾もたまらず、押しかけてしまいました」
 一瞬躊躇するように眉を寄せ、
「ご迷惑でしたらすぐに立ち去りますが、もしよろしければ少しお話をさせていただきたい。いかがでしょうか」
「ああ、構わんよ」
 マキリオンが近付いてきた時には、用件を聞いてすぐに立ち去らせようと思っていたスランドゥイルだったが、直球で掛け合ってくる彼に興味を覚えた。
 雰囲気からすると、だいぶ若いように思える。
 聞くと彼はそうだと頷く。
「成人してまだ二十年ほどしか経っていないのです。警備隊員の中でも下から数えた方が早いくらいですし」
「それほどの若さで副隊長に任命されたのなら、よほど腕が立つのだろうな」
 多少の世辞を込めつつ言うと、マキリオンは声をあげて笑った。
「否定はしませんが、それも比較する数の問題です。エオンウェ様の件があって、警備隊員の中からも大勢西へ行くものがでてしまいましたから。彼らが残っていたら、私などまだ小隊長にもなっていなかったでしょう」
 スランドゥイルは眉をあげた。
「ほう。では一気に出世したということだな。しかしそなたの腕をけなすわけではないのだが、それほど急な配置転換が起きたということは、この森の兵力は相当下がったとみるが、どうだろう」
「確かにその通りです」
 マキリオンは唇を引き結んで頷いた。
「ですが、私はさほど悲観していないのです。最もやっかいな敵はヴァラールによって退けられたのですから。敵の残党はまだいるでしょうが、それとて往時に比べれば烏合の衆も同然。森に攻め込んできたとしても、地の利は我らにある。負けることはありえません」
 胸を張って語る彼からは自信が溢れていた。
 そしてじっとスランドゥイルの目を覗き込んで断言する。
「ご案じめされますな、若公子殿。貴殿らの御身は我らがお守りいたします」
 スランドゥイルは息を飲んだ。一体何を読み取ったのか。ドリアスの記憶か、己の弱気か。
 逡巡していると、側でシリンデが身体を震わせているのことに気づいた。
 ちらりと見やると、彼は口に手を当てて、一生懸命噴出すのをこらえているところだった。
「シリンデ……」
 笑うところなのか、ここは。そう言いたいのを堪えるスランドゥイルの唇は引き攣っている。
「失礼。いえ、随分と感動的な場面だと思いまして。若いっていいですねぇ」
 片手をあげて謝るも、全然誠意が感じられない。
 なにがそんなに壷に入ったのか知らないが、主を笑いものにするとはいい度胸だ。
 そんな思いを込めて副官を睨みつけると、笑われたのは自分も同様だと察したマキリオンが、頬を染めながらシリンデに向き直った。
「若輩者が生意気を申しました。シンダールの方々におかれては、森エルフの力など不要かと存じますが、ただ私はここで皆様方に安心して過ごしていただきたいと……」
「ああ、いえいえ。そういうことではないのですよ」
 シリンデは手を振ってマキリオンを制した。声にはまだ笑いを含んではいたが、そこにからかいの色はない。
「若さゆえの向う見ずもあるように思えますが、あなたのような方は嫌いではありません。若葉が伸びるような旺盛な勢いは見ていて清清しい。もちろんあなた方の助力を避けたりなどしませんよ。私たちは長旅で少々疲れています。守っていただければ、安心して休息をとることができますから……よろしくお願いいたしますね」
「あ、はい……。あの……」
 釈然としないように、マキリオンは口ごもった。困惑した彼は助けを求めるようにスランドゥイルをちらりと見る。
 何をいいたいのか、スランドゥイルはわかるような気がした。シリンデは肝心の笑った理由を話していない。その辺りを知りたいのだろう。
 しかしスランドゥイルは知っている。シリンデとの付き合いは、まんざら長いわけではないのだ。
「マキリオン、シリンデは話をはぐらかそうと思ったらどこまでもはぐらかし通す奴だ。だからまあ、ここで問いただしたところで答えてはくれんだろう。気になるだろうが気にするだけ無駄だ。というよりも、気にしたら負けだ」
「はあ……」
真顔で言うスランドゥイルに、マキリオンはぽかんと小さく口を開いた。
「おや、本人の前で悪口ですか、我が君?」
 少しも腹を立てていない様子のシリンデを無視して、スランドゥイルは忠告を続けた。
「どうしても知りたかったら、折を見て潰れるほど酒を飲ませてみろ。成功する確率は低いが、たまに口を滑らせることもあるからな」
「いやですね。あれは滑らせたのではなくて、そこまで気になるのならお話してもいいかと思って答えたまでですよ。私は飲んでもたいして酔わない性質ですから」
「と、言っているが、本気にするな。そういうときは、飲んでるように見せかけて実は飲んでいないだけだ。シリンデは喰えない奴だからな。まあ、仮にも王族の副官をするのにあまり粗末な頭をされていても困るが、時折本気で〆てやろうかと思うくらい、こいつは私のことを虚仮にするので腹が立つんだ」
「別に虚仮になどしておりませんが」
「している」
「しておりませんよ」
「さっき私とマキリオンをまとめて笑い飛ばしただろうが」
「仕方がないじゃありませんか。可愛らしかったのですから」
 しれっと答えるシリンデに、本気でわけが分からなくなったスランドゥイルは思い切り顔をしかめた。
「はあ?」
「なんでもありません」
 しかし彼はなんでもあることを微塵も隠さないにやにや笑いを浮かべている。
「気にしたら負けなのでしょう? 我が君」
「お前……」
 さっきの悪口――スランドゥイルにしてみれば、事実を述べたまでなのだが――に対するあてつけか。
 どう言い返そうかと頭をひねっていると、シリンデに先手を打たれた。
「マキリオン殿が困っていますよ。話の途中でお相手を放っておくのは、あまり感心しませんね」
「誰のせいだ……」
 げんなりとスランドゥイルは肩を落とした。
「ええと、シリンデ殿」
「はい?」
 マキリオンのおずおずとした呼びかけに、シリンデはにこやかに答える。額に汗がにじんでいるが、それは気温が高いせいではあるまい、とスランドゥイルは思った。回りの空気はむしろ、太陽が西に傾いたお陰で下がってきているくらいなのだから。
「私のことは呼び捨てにしてくださって結構です。シンダールの方々に殿をつけて呼ばれると、こう、腹のあたりがもやもやしてしまって落ち着かないので」
 言いながらマキリオンは本当に腹の辺りを押さえた。
「おや」
 今度はからかう風ではなく、シリンデは微笑む。
「わかりました。貴方がそうしてほしいのでしたら……」
「お願いいたします」
 マキリオンはぺこりと頭を下げる。
「それと……シリンデ殿」
「はい、なにか?」
「お会いしてすぐにこのようなことをお願いするのは、本当に図々しいと思うのですが……」
「なんでしょう」
 しばらく言葉を捜している風だったが、マキリオンはきっとまなじりを決してシリンデの前にひざをついた。
「シリンデ殿はご一行の中でも優れた武勇の持ち主だと伺いました。どうか私と手合わせをしていただきたいのです。シンダールの流儀を、覚えたいのです。お願いします!」
「……」
 珍しいことに、シリンデは目を丸くして驚いていた。面白いものが見れたと思ったスランドゥイルはにやりと笑って。
「わかった。主として許可を出そう」
「ありがとうございます!」
 マキリオンは喜色満面の笑顔を浮かべてスランドゥイルを見上げる。
「ちょっと、勝手に決めないでください」
「別にいいじゃないか。しばらくは暇だろう?」
「そういう問題ではありません」
 シリンデはきっぱりと拒絶する。
「こちらの流儀は見たところ、弓と短剣しょう? 私はどちらも苦手です。私が得意な得物は長剣と槍なんですよ。これでは手合わせになりません」
「剣なら一応何でも使えただろうが、お前は」
「それでも慣れていないものを使えば、怪我をさせてしまうかもしれません。マキリオンはこの森の副隊長なのですよ。彼になにかあったら、森の姫君に申しわけがたちません」
「弓や短剣は苦手だといいながら、すでに勝つ気でいるのか……」
 シリンデは確かに実力のある男だが、いくらなんでもうぬぼれが強すぎるだろう。スランドゥイルが指摘をするもシリンデは平然とする。
「もちろんですよ。苦手なものであっても、私が彼に負けるとは思いません。経てきた年月が違いますよ。まあ、手合わせをするのは構いませんが、勘を取り戻さないと彼の方が危ないので、私は少し練習してからにいたしますね。ああ、マキリオン、弓と短剣を後で借りに行きますので、用意をしていてください」
「は、はい」
 有無を言わさぬシリンデの指示に、マキリオンは思わず、と言った感じで敬礼した。
「その間に、我が主が貴方の手合わせをしてくださいますので、全力でかかっていってさしあげてくださいね」
 そしてシリンデはにっこりと笑いながら、スランドゥイルをマキリオンの方に押しやった。
「は?」
「なっ……!?」
 ぽかんと口を開けるマキリオン。
 唐突すぎる展開に一瞬頭が真っ白になるスランドゥイル。
「どうしてそうなるんだ!」
 我に返ったスランドゥイルは副官に食って掛かる。
 しかしシリンデはさらりと無視してマキリオンに告げた。
「我が主は強くなりたいと切望しておりますので、実地訓練をしてくださる相手がいるととても助かります。ああ、手加減は無用ですよ。なにしろ本人の希望なのですから。大丈夫です。私たちはしばらくこちらにお世話になるのですから、腕の一本や二本が折れても旅に支障が出る前に治るでしょう」
「おい!」
「いえ、さすがにそれは」
 叫ぶ主と脂汗を流して困惑する副隊長を尻目に、シリンデは頬に手を当てて切なげにため息をついた。
「ああ、こんなことになるのならクーサリオンにもう少し真面目に弓を習っておくのでした……。やはり森で戦う時の基本は弓ですよねぇ。剣や槍では実際の戦いでは不利ですよねぇ」
「……っ」
 副官の意図が読めてきたので、スランドゥイルは歯噛みをする。
 シリンデはそんな彼に平然と微笑みかけた。
「強くなりたいのでしょう? でしたら、吸収できることはなんでも吸収なさい。弓や短剣は若君も不得手なのですから、彼の指導をありがたく受けるのです。これは師匠としての命令ですよ」
「ちっ」
 諾と答える代わりにぷいと横を向く。
 だがそんなことには意に介すこともなく、シリンデは「お口が悪いですよ」と言うだけだった。そしてマキリオンに改めて向き直る。
「そういうわけですので、しばらくこの方をお願いいたしますね。ああ、そちらにはお仕事があるのですから、任務優先で構いません。時間が空いた時に呼んでください」
 お願いといいつつも、実質命令に等しいその言葉を、マキリオンは呆然としながらも受諾した。シリンデの性格をよく知っている自分はともかく、初対面でこれではな、とスランドゥイルは副隊長に同情したのだった。






あとがきは反転で。

クーサリオン:ベレグのこと。cúthalionは「強弓」の意。ドリアスの国境警備隊長だったエルフ。呼び名の通り、弓の名人だったが、ドリアス滅亡前にすでにお亡くなりになっている。

そういやマキリオンは剣という意味の名なのに弓が得意なんだよな……(汗)
いや、マキリオンの剣は武器名としての剣ではないのだが。





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