++ とりあえず年表 ++
「オペラ座の怪人」は１９世紀末のフランスが舞台です。
しかし一口に１９世紀といってもどんなことがあったっけ？という方もおおいはず！（多分…）
そこで年表を作ってみました。
ああ、まさか今頃になってから高校時代の世界史と日本史の資料集が役に立つなんて^_^;
黒字は資料集から
赤字はオペラ座の怪人に関係することです
Pはスーザン・ケイの「ファントム」からです。
「日本の主な出来事」欄はヨーロッパとの関わり方を重点的に、また「フランスの主な出来事」欄にはフランス以外の欧州のことも書いてあったりします。
| 年 | フランスでの主な出来事 | 日本でのおもなできごと |
| １８３１ | フランスはブルボン＝オルレアン朝 ・P エリック誕生 |
日本は江戸時代。 将軍は１１代家斉 |
| １８３３ | ・天保の飢饉 | |
| １８３７ | ・イギリス、ヴィクトリア女王即位 | ・１２代将軍家慶 ・大塩平八郎の乱 |
| １８４０ | ・P エリック、ボッシュヴィルの家を出る（９歳） | |
| １８４４ | ・P エリック、ローマで石工の技術を学ぶ（１２歳） | |
| １８４６ | ・P エリック、ローマを去る（１４歳） | |
| １８４８ | ・二月革命 ・第二共和制 ルイ＝ナポレオン（大統領） |
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| １８４９ | ・ショパン没 | |
| １８５０ | ・P エリック、マザンデランへ（１８歳） | |
| １８５１ | 第１回万国博覧会（英） | |
| １８５２ | ・第二帝政 ナポレオン３世（皇帝） | |
| １８５３ | ・パリ市の大改造 ・P エリック、マザンデランを去る（２１歳） |
・１３代将軍家定 ・ペリー、浦賀に来航 |
| １８５４ | ・日米和親条約 ・日露和親条約 |
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| １８５５ | ・パリ万博 | |
| １８５７ | ・フロベール『ボヴァリー夫人』 | |
| １８５８ | ・６２年まで仏越戦争 | ・１４代将軍家茂 ・日米修好通商条約 ・仏と修好通商条約 |
| １８５９ | ・ダーウィン『種の起源』（英） | ・シーボルト再来日 |
| １８６０ | ・桜田門外の変 | |
| １８６１ | ・６５年まで南北戦争（米） ・パリ・オペラ座建設開始（P エリック２９歳） |
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| １８６２ | ・ロンドン万博 ・ユーゴー『レ・ミゼラブル』 |
←幕府の遣欧使節団が見学 |
| １８６３ | ・薩英戦争 ・伊藤博文、井上馨ら脱藩して英国に留学 |
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| １８６４ | ・仏公使ロッシュ着任 ・池田屋事件 |
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| １８６５ | ・メンデル、遺伝の法則発表（墺） | |
| １８６６ | ・１５代将軍慶喜 ・海外留学を許可 |
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| １８６７ | ・パリ万博 ・ノーベル、ダイナマイト発明（スウェーデン） |
←日本が正式に参加 ・大政奉還 |
| １８６８ | 明治維新 | |
| １８７０ | ・映画版で事件が起こった年 ・普仏戦争（７月１９日〜） ・パリ攻囲始まる（９月１８日〜） ・第三共和制 |
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| １８７１ | ・エリック、アイシャを拾う（Ｐ エリック３９歳） ・パリ・コミューンの宣言(３月２８日） ・パリ・コミューンの終了（５月下旬） |
・廃藩置県 ・津田梅子、米国留学 |
| １８７５ | ・パリ・オペラ座完成（P エリック４３歳） | |
| １８７８ | パリ万博 | |
| １８７９ | ・沖縄県を設置 | |
| １８８０ | ・ゾラ「ナナ｣ | |
| １８８１ | P 「エリックとクリスティーヌのフーガ」（４９歳） | |
| １８８３ | ・モーパッサン『女の一生』 ・ワグナー没（独） |
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| １８８６ | ダイムラー、自動車発明（独） | |
| １８８９ | パリ万博。エッフェル塔建設 | |
| １８９４ | ・日清戦争 | |
| １９０４ | ・日露戦争 | |
| １９０７ | ルルー「黄色い部屋の秘密」 | |
| １９１０ | ルルー『オペラ座の怪人』 | |
| １９１９ | 映画版でオペラ座のオークションがあった年 |
こんなものでしょうか。
書こうと思えばもっと細かいのも書けるのですけど、わけがわからなくなりますからね。
しかし、私、自分でこの年表つくるまで、映画版の年代設定に特に注意を払ってはいなかったんですが…１８７０年時点でパリ・オペラ座、完成していないじゃないですか！
なぜだ！？ナゼこの年にしたんですか、監督！
まあ、映画のオペラ座はパリ・オペラ座のことじゃないのということなんでしょうけど。現実のオペラ座は今でもちゃんと存在していますからね。
そして「ファントム」のエリック。
や、これもあんまりこの時点で何歳なのね〜とか考えて読んではいなかったんですけど、マザンデランに行った時、ずいぶん若かったのね、と思いました^^;（いかに頭を使わないで読んでいたのかわかろうというもの）。
そうなると拷問部屋はわずか２０歳前後の作品ということになるのですね。早いなあ…。
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参考文献：「詳細世界史図説」
「詳細日本史図説」
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