++ 代役の衣装が違う理由 ++


カルロッタの上に背景が落っこちて、怒り狂って歌わないと言い出したため、クリスティーヌが代役に。
「ハンニバル」の三幕のアリアだそうだが、本番の衣装はどう見ても「ハンニバル」と雰囲気が違う。
どうなってんだー?と思っていましたが、「オペラ座の怪人字幕改善委員会」様の珍訳・誤訳集のところに、「初日」と訳されていたところのセリフはgalaなので衣装が違ってもおかしくはない(オペラ全幕公演じゃないから)、なる記述がありました。
なんとなくわかったような、わからんような。
そもそも音楽にうとい私には「ガラ」がなんなのかがわかりません。ガラ・コンというのも名前を聞いたことはあるけど、どんなものなのかは…

ま、わかんなきゃ調べましょう。

ガラgala【英・仏・伊】Gala【独】

特別興行、祝賀公演。〈ガラ・コンサート〉は、通常のオペラ公演とは異なり、多数の出演者がかわるがわる登場して、いくつかの演目の聞かせどころを演奏すること。もともとは〈豪華な儀式〉〈大饗宴〉〈祝祭〉〈盛装〉などの意がある。
(「オペラ辞典」より)

だそうです。
ようやくわかったよ…。
でも、これだって、ガラと訳してくれれば私みたく音楽に疎すぎる人間以外には通じたんじゃ…。ましてやネイティブの人でこんな疑問をもった人なんていないんじゃ…
字幕って、大事ですよ。配給会社さん。
DVD、VHSの字幕は変わるとのことですので、8月を楽しみに待っています。




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参考文献:「オペラ辞典」
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