あとがき : ボロミアがやってきた。
ボロミアがミナス・ティリスを発ったのは7月4日です。年表には何日とは書いてませんでしたが、この後ローハンで馬を借りてるはずです。とゆーのも、原作のエオメルははじめてアラゴルンに会ったときに作中でも出した「折れたる剣〜」のお告げを知ってるようなのです。で、ボロミアに貸した馬が一人で帰ってきたとも言ってるので、途中で寄ってるのは確実だなあと。
それからこの話の中ではミナス・ティリス―エドラス間に12、3日かかったことにしています。一応理由としては、ローハンの召集後、ゴンドールに向かったロヒアリム軍団は5日で到着しています。これが最大限急いだ時の日数で、アラゴルンの戴冠式後、セオデン王の葬儀のためにローハンに戻った時はものすごくゆっくり進んで18日かかっているので、その間をとって。
それと、ボロミアが避け谷に行った理由は原作の方をとりました。ファラミアの方が行きたがっていたしデネソールも行かせたがらなかったけど、無理やり説得して…という。
映画では違うんですよね。このエピソード、劇場版では削られていたので、映画は見たけどそれは知らないという人もいると思いますので説明しますと、「指輪が避け谷にあるから、それを持って来い」とデネソールがボロミアに命令したんですよ〜!で、ボロミアは自分は民といたいから嫌だと言い、ファラミアが自分が行くと言い…。でもデネソールはボロミアに行けと命令し…。あああ、執政家ってもう…!とジタバタさせてくれました。
ちょっと納得できないところもあるけど、これはこれでヨシ。
で、ガンダルフは去年ゴンドールに何しにいったのかというと、指輪のことを調べに行ったのです。映画では第一部にこのシーンありましたよね。指輪になんて書いてるかということをここで発見したわけです。で、そのことを知って一度ホビット庄に戻り、フロドの持ってる指輪が一つの指輪だと確信します。そのあとサルマンに相談しに行き…作中時間の7月中旬現在、監禁されています。ローハン視点で書いてるので一見そうとは見えないですが、すでに原作の本編に入っています。や〜、長かった。
次へ 戻る 目次