グワイヒア :鷲の王様


グワイヒアはここぞというときに現れてくる頼もしい鷲の王様です。映画ではオルサンクの天辺に閉じ込められた(外だけどさ、逃げ場ないし)ガンダルフが呼んだことになっていますが、原作ではガンダルフからナズグルの動きを探るように頼まれた茶色の魔法使いラダガストが、友人の鳥とか動物に手伝ってくれるように頼んだのです。その中に大鷲の一族がおり、たまたまアイゼンガルドまで飛んできたグワイヒアに助けられたというわけです。

そういや、「ガンダルフがグワイヒアに乗って指輪を捨てにいけば話はすぐに終わったんじゃないの?」というツッコミがたまにあるのですが(私も聞かれたことあるし…)サウロンは完全復活していないにしても、それなりに力を取り戻していますし、ナズグル9人がまるっと残っていますし、翼のある獣というのもいるので、グワイヒアみたいな目立つ乗り物(←乗り物かよ)で近寄った場合、あっという間に狙い撃ちかつ集中攻撃を食らうことになるので、無理なのです。それにグワイヒア、滅びの亀裂の中までは入れないし…でかいからね。





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