形代 :術
形代というのは身の穢れや罪を移してしまうためのものです。穢れを移した形代は水に流したりして処分してしまいます。そのため素材は古くは木や草で作ったりしました(昔は紙は高価だったので)。雛人形の原型ともいわれています。形は…世に氾濫する陰陽師ものによく出てくる、例の大雑把に人の形をしているあれです。
春日の地元では、年末になるとこのような紙人形が神社から家に配られて、名前と年を書いて体中なでまわして一年の厄を祓うということをしていますので、妙になじみのある習慣なんですが…コレって、全国的なものなんですかね。
そんなわけで、ヒロインがフロドの形代になる手順、というのが↑のように紙人形に名前と年齢を書いてもらって(フロド・バギンズ 50歳)体中なでまわして息を吹きかけてもらい、それをヒロイン嬢が燃やし、残った灰を水に入れて飲んだ、という感じで考えています。だから彼女は「簡単だ」と言ったんです。
壮年の男 :オリジナル
ヒロイン嬢のお父さん。名前を出さないのは夢小説だから。今後出てくるにしても本名ではなく呼称だけですので、彼の名前は読んでいる方がそれぞれ心の中でつけてください。
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