エルベレス、ギルソニエル :ヴァラール (シルマリルの物語)

エルベレスもギルソニエルもヴァラールの一人であるヴァルダの別名です。ヴァルダはヴァラールの王マンウェの妃で、星々を作ったヴァラ(ヴァラールの単数形)です。昔、ヴァルダの作った星の光によってエルフは目覚め、エルフの目には彼女の光が宿りました。そのためエルフは誰よりもヴァルダを愛していて、歌や詩の中で彼女を褒め称えている、のだそうです。



翼のある生き物 :種族 (指輪物語)

TTTでナズグルが乗っていたアレ。映画のFotRではカットされてたけど、原作では作中のようにレゴラスが打ち落としています。



彼の両隣にいたサムとメリーをえいやとどかし、空いたところに再び横になると毛布ごとフロドを抱きしめた。 :術

陰陽道に身固めの術というのがありまして、それを参考にしました。宇治拾遺物語巻二「晴明、蔵人少将封ずること」で、蔵人少将が参内しようとするときに、烏が飛んできて少将に汚物をかけるのを清明が目撃した。烏が式神であり、少将が今夜中にも死んでしまうということを告げ、助けを求める少将に対して行ったのがコレ↓

晴明、少将をつと抱きて身固めをし、また何事にか、つぶつぶと夜一夜いもねず、声絶えもせず、読み聞かせ加持しけり。(晴明は少将をしっかと抱きしめて身固めの護身の法を行い、また何事かぶつぶつと夜通し寝もせず、声も絶やさず、真言を読み聞かせ、加持祈祷を続けた)   「日本古典文学全集28宇治拾遺物語」

身固めについて頭注があり、そこには「陰陽道における邪気を除く護身の方術。校注は『禁秘御階梯』によって、この「身固め」は「反閉(へんばい)」法の略法であるとする。反閉は被施術者が施術者と同様のしぐさを反復して行う術法」とあります。



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