アロド :馬(指輪物語)
作中でレゴラスがアロドをもらった、と言っていましたが、実際は借りただけのようです。二つの塔の中でのエピソードではありますが、角笛上合戦後なので映画ではそこまで話は進んでおらず、またRotKでもカットされているだろうと思うのですが、アイゼンガルドに向かう時に、レゴラスはギムリと指輪戦争が終わったら燦光洞とファンゴルンの森に行こう!と約束してまして。で、無事指輪戦争が終わって、帰路についたときにこの約束を果たしたんですが、ファンゴルンの森に入る前にローハンの平原に放したのだそうです。
この辺は原作には書いていなくて、某同人誌にて「THE HISTORY OF MIDDLE-EARTH」に書いているんだと書いていました。よってわたしは未確認です。
笛城合戦変更点について :軍事
「ローハンの騎士たち」のあとがき解説にてローハンの兵力は一万二千くらいはあっただろうと書きましたが、この数はローハン全体の数であって、一箇所に集中しているわけではないんです。だからアイゼンの浅瀬に急がねばならないと言う状況では全軍召集できず、結果として苦戦することになりました。というわけで映画と原作ではそれぞれどのくらいの兵がいたのかを調べてみました。
原作では角笛城で戦ったのはエドラスから連れて行った兵千人に角笛城に残っていた兵が千人。それからガンダルフが連れ戻してきたエルケンブランドの兵千人の約三千人。ただし角笛城に残っていたのは老人や子どもがほとんどだったということなので、兵力的にはもっと少ないと見ていいでしょう。
映画では、角笛城にてレゴラスが兵が三百しかいないと動揺していたので、エドラスから連れてきたのを含めても三百しかいなかったんでしょう。それにエルフの援軍ですね。エルロンドが何人寄越したのかはわかりませんが、最低でも千はいたんじゃないかなあと思います。エルフは人間に比べれば強いことになっていますし、ガンダルフと一緒に戻ってきたエオメルは二千の兵を連れてますから、総力数的には映画の方が若干有利のように思えます。
そして作中ではどうかというと、エオメルは映画準拠の動きをしていますので、二千の兵を連れて北に進み、エドラスにはそんなエオメルが残していった兵(近衛兵及び老人,子ども)が百。角笛城には原作通りエルケンブランドの残した兵が千いたことにし、それらが合流して戦いに臨んだことにしています。で、ガンダルフがエルケンブランドをつれて戻ってきたので原作、映画どちらに比べてもまだましな数がいます。それでもまだ足りないことには変わりないんですけどね。
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