「我が炉辺へ来ていただけませんか?」 :文化的差異


えーとですね、ローズマリー・サトクリフの「炎の戦士クーフリン」という本がありまして(炎の戦士なんぞよりも、原題の「The hound of Ulster」をそのまま訳したほうがいいと思うぞ)そのなかでク・ホリン(わたしはこっちの呼び方が慣れてますもので)がエマーに求婚するときにこういう言い方をしていたもので、それを参考にさせていただきました。ローハンにこういう言い回しがあるわけではないです。
ク・ホリンはケルト神話の英雄なんですが、実際古代ケルトにこういう言い回しがあるかどうかもよくわからないのですけどね。でも井村君江「ケルトの神話」の中に「物事をあからさまに表現しないで、一つのことばに他の意味を含ませたり、象徴させて述べる表現を使ったり、あるいは遠まわしにいったりすることが、当時のケルトの上流社会では喜ばれていたのです。」という一文があるので、似たような言い回しはあったんじゃないかと。



違う出会いをしていたらもしくは、とは思う。だが「もしも」は起こらない。 :徒然なるままに書くこと

いやもう違う出会い方をした場合の話が書きたいんですよ!はっきり言ってTTT編はエオメルのことばっか考えてましたからねえ。原作を読み込みDVDを見、折りよく終わらざりし物語が出てわたしゃーすっかりローハン贔屓になってしまいました。エオメルは本当にいい漢ですよ。となると夢書きとしてはエオメル夢が書きたいと思うのも自然なこと!(←そうか?)ヒロインは今と同じ白鳥娘で、レゴラスではなくエオメルに拾われ、そしてミドル・アースに来た時期もこの連載と同じくらいの3019年になってすぐくらい。内容は、やっぱり剣振り回すようなヒロインではないので、セオデンを操るグリマと対立する宮廷サスペンスな感じ。という無茶なプロットがTTT編書いてるときにがーっと浮かんでしまって…。ヴァロマももちろん出るんですけど、どうもエオメル相手だとあんまりいじめないような感じなんですよね、彼。やはりエルフと人間の差か?



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