今日のフロド
この日は3月6日です。ミナス・モルグルに向けて歩いています。特に起こったことはありません。
エステル : 追補編
うちの双子はアラゴルンのことを「エステル」と呼んでいます。これはアラゴルンの幼名です。双子は原作ではあまりセリフがないので彼らが実際のところ、なんて呼んでいたのかはわかりません(私が見落としている可能性もあります)。でもアルウェンは、結婚前も後もエステルと呼んでいます。
エステルというのは、エルフ語で「望み」という意味です。
映画の王の帰還では、アンドゥリルをエルロンドが持って来ました(原作では裂け谷を出発した時点でもう持ってるんですけど)。で、その時エルロンドとアラゴルンがエルフ語でとーとつに話しだしました。
Onen i-Estel Edain. U-chebin estel anim.
(私はエダイン(人間のことです)に望みを与えた。私は私自身のためには望みを取って置かなかった。)
これの前半をエルロンドが言い、受けてアラゴルンが後半を言いいましたが、元は↑のとおり、一人の人が言ったセリフです。エルロンドが人間に望みを与えた、と言っているわけでも、アラゴルンが自分の望みを残していない、と言っているわけでもありません。
これ、追補編に載っているものだから、原作読んだだけではわかんないというか、誤解されるだろうなあと、映画見ながら思いました。
このセリフを言った人はアラゴルンの母親ギルラインです。
で、このエステル、望みというのは人間世界に対する希望であり、それは「希望」という意味の名を持つアラゴルンのことを指します。
「誰も来ないだろうと思う」 :北の戦い
レゴラスの、実際に原作にもあるセリフです。
映画では二つの塔でロスロリアンから援軍がきますが、原作ではそんなことにはなりません。なぜなら、ロスロリアンはロスロリアンで戦っているからです。ロスロリアンだけではなく、レゴラスの故郷の闇の森も、ギムリの故郷のはなれ山も戦争に巻き込まれています。はなれ山の近くには人間の住むエスガロスという町もありますが、ここもそうです。
ロスロリアンのそばにはドル・グルドゥアという、以前サウロンが住んでいた場所があり、ロスロリアンと闇の森はここから繰り出された軍勢を相手に戦います。この時点ではまだロリアンは攻撃されていませんけど、都合三度、戦いになってます。闇の森はよくわかりませんが、結構苦戦したように思えます。
はなれ山とエスガロスの相手は東夷のようです。こちらではドワーフの王「鉄の足ダイン」も、人間の王ブランドも討ち死にしてしまいます。
で、裂け谷はというと、こちらはもともと隠れ谷としての性質があり、他のエルフたちが住んでいる場所に比べて人口が少ないんではないかと思われます。戦えるエルフがいても軍隊があるかどうかはなはだ疑問です。そうでなくとも霧ふり山脈があり、さらに東には闇の森やらロリアンやらエスガロス、はなれ山があったので戦場になるのを免れたようです。
黄泉比良坂、アケロン川 : 神話です…
黄泉比良坂(よもつひらさか)とアケロン川って…結構メジャーな名前じゃないかと思うのですが、解説、必要ですか?必要なら書きますが。
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