ドッペル : タイトルの由来


Doppelはドッペルと読みます。ドイツ語です。英語でいうところのDouble、二倍とか二重という意味です。ドッペルゲンガーと掛けてるのでダブルではなくドッペルにしてみたり。…ドッペルゲンガーは説明いるでしょうか。おそらく一番知られている説としては自分にそっくりであり、見たら死ぬとかいうものだと思いますが。今では懐かしい特命リサーチでも「ドッペルゲンガーを解明せよ」とかやってましたが、そういう病理学的なことはここでは関係ありません。ヒロインにそっくりな彼女は(女性ではないけど)間違いなくあの人です。





闇の森の王様は… : スランドゥイル


レゴラスの父で闇の森の王様なスランドゥイル。連携が強そうな灰色港、裂け谷、ロスロリアンとは一線を引いた一匹狼なイメージがあるのですが、どの程度他のエルフの国と交流があるのかよくわからんです。はっきりわかっている記述としてはスランドゥイルの父オロフェアはガラドリエルとケレボルンが昔(第二紀の頃でしょう)ロリアンに入ったのを面白く思っていなかったと終わらざりし物語に書いてましたので、息子のスランドゥイルもあまり良い関係は結んでいないような気がします。現に、指輪物語第一部・ガラドリエルの鏡の章ではケレボルンが「北の国からわが一族の者がここまで旅をしてくるとはなんと珍しいことか」と言ってますしね、そうとう交流がないことが窺えるのですが…が、ホビットの冒険にちょっと首をかしげざるを得ないことが書いてます。牢から逃げ出すたるのむれの章で、「森エルフが、ことに王が、たいへんなブドウ酒ずきで、このあたりには、ブドウがまるでできないために、ブドウ酒そのほかのものは、南のくにのエルフ仲間からか、遠い外国の人間たちのブドウの産地から、はるばると運ばれてくるのです。」という地の文があるのですが、闇の森から南に位置するエルフの国といったら、ロリアンしかないでしょう。裂け谷も闇の森よりは南にありますけど、どっちかというと西ですし(それにすでに裂け谷はビルボやドワーフたちが寄っているので裂け谷なら裂け谷と書くはず)。
教授〜どうなってるんですか〜〜!!(いや、ホビットの方が先に書かれたからつじつまが合わなくなったというのはわかるんですけどもっ)
つーわけで、うちのスランドゥイル様は他のエルフの国とはあんまり国交を持っていない、というふうになりました。
あ、ついでにレゴラスが結婚式のときにきていた衣装は、映画のアラゴルンの戴冠式及び結婚式のときのアレをイメージしています(あの場面と指輪の仲間が再会した時のオーランドの美人っぷりには驚かされました〜)。





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