まずこれだけは : あとがき

まだ終わってないですよーーー!!
といいますか、50話以内で終わりませんでした。ちょっとだけ超えます。
あ、それと、なんかあっさりしてしまいましたけど、ヒロイン、本当に死んでます。
んでは補足のほうへ。





ガイア : 重要なことではないけど

なんか唐突な感は否めませんが、「ガイア」というのは指輪世界でいうところ「エル(イルーヴァタール)」であり「アルダ(中つ国やアマンも含むすべて)」のことです。指輪世界の中で一番えらいのがエルであるようにヒロインさんの元いた世界で一番えらいのがガイアなのです。便宜上ではありますが性別もあり、ガイアは女性、エルは(シルマリル読めば一目瞭然ですが)男性です。
ガイアといっても、一応ギリシア神話のガイアというわけではないです。名前は借りましたが。





レゴラス・スランドゥイリオン : 名前

指輪物語の世界には、ホビット以外は姓がありません(バギンズとかギャムジーとか)。たとえば現在の日本人が公の場所で自分の名前を名乗る場合は「姓+名」で言うのが普通ですがそういうのがない世界ではどうなるかというと、だいたいは父親の名前を付け足します。日本だって明治になるまでは武士とか公家とかじゃない限り姓なんてありませんでしたからね。だれそれのせがれの○○、どこそこの娘の××とか。もっと詳しく言う場合は住んでる場所とか父親の職業とかも付け足すだろうし。
指輪の世界がもろにそれで、「アラソルンの息子アラゴルン」「グローインの息子ギムリ」とか言ってますよね。あれが正式名であり、多分身元保証にもなっているのだと思います。ホビットも正式に名乗る場合にはこれと一緒です。フロドはファラミアに「ドロゴの息子フロド」と名乗っていますし、ピピンはセオデン王に「トゥック家のパラディンの息子ペレグリン」ととても丁寧に名乗っています。エルフもそうです。
共通語でいえば(この場合は英語のこと)『Aragorn son of Arathorn』ですが、エルフ語でいう場合文法がちょっと違います。文法といってしまうとちょっと大げさですが、『son of』の部分が父親の名前の最後にくっついて、一語になってしまいます。
簡単に言うと、パパの名前の後ろに"ion"がくっつくと「だれそれの息子の〜」という意味になります。レゴラスのパパはThranduilですから、Thranduilionです。第1部のSEEでロリアンに入る前の場面で、ハルディアがレゴラスに挨拶するシーンが追加されてるんですけど、そこでしっかりでています。ただし英語字幕はエルフ語の表記はしてくれないんで、意味の方のlegolas, son of Thranduil になってますけど(これはもう聞き取ってもらうしか…)。
む、娘の場合はどうなるのかがよくわからないんですけどね…。
伊藤先生の本では娘=iell って書いてるんですけど、他にも「娘」と訳せるのがいくつかあるからな〜。まあ、単にiellから変化しただけなのかもしれませんが。





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