こうして夏休みの出来事を書いていると、思い出が鮮やかに甦ってくる。

    ジュディからの手紙もその想いを倍加させているのだ。

    私が留守の間に、彼女からの手紙が5通も来ていたのだ。

    一通目は、私が出発したのと前後して届けられており、スミス氏のことを許すと書いてあった。

    それからの手紙はいつもどおり。

    ただし、私自身はいつもどおりとはいかない。

    気付いてしまったのだ。

    ジュディはとても綺麗な娘で、私は彼女に恋しているということを。 

    


















   



















  
























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